便利だがアプリの対応が必要

 DeX Padは、マウスとキーボードで操作する、Windowsライクな使い方ができます。スマートフォンで操作するより、数段効率的に作業を進められます。スマートフォンの画面をそのまま出力するミラーリングも可能です。

 ただしPCライクに使うには、アプリがDeX Padに対応していることが必要です。DeX Padに対応していないアプリは、スマートフォンの小さな画面のままの起動します。つまりDeX Padをどれだけ便利に使えるかは、常用しているアプリがどれだけDeX Padに対応しているかによります。いくつか試してみたところ、Gmail、YouTube、Chromeは大きな画面で利用できますが、Facebookはスマホ画面サイズでディスプレーに表示されました

マルチウィンドウで操作ができます。一部アプリはスマホ画面サイズのままとなります
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ミラーリングで出力した例。スマートフォンの画面をそのまま出力します
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 ここまで何度か“PCライク”と言っていますが、PCの代わりになるかというと、まだそこまでのポテンシャルはありません。PC並みの広い画面で操作しても、そこそこ動くという印象でした。ただ、複数の機器を使い分けて機器間でデータを共有する手間を省けるという利点は、十分に感じました。自宅でPCを使いたくないが広い画面でキーボード入力をしたい、というユーザーには最適だと思います。Galaxyをお持ちでしたら、検討してみてはいかがでしょうか。

 さて、連載コラム「伊藤浩一のモバイルライフ応援日記」は、今回が最終回となります。この連載は2007年に始まり、11年間で約500回を執筆しました。iPhone登場以前のW-ZERO3シリーズ(かつてシャープが出していた、Windows Mobileを搭載するスマートフォン)から始まり、iPhoneやAndroid端末など、モバイル機器の活用方法を多数、紹介してきました。

 今はスマートフォンの存在が当たり前という時代になりました。今後は、スマートフォンと連携するウエアラブルをはじめとするIoT機器、スマート家電の重要度がさらに上がっていくでしょう。モバイルの活用で、皆さんの生活が充実することを祈りつつ、連載を終えたいと思います。また新しいデバイスの紹介記事などでお目にかかることもあると思いますので、今後ともよろしくお願いします。