みなさん、モバイルしていますか?

 海外旅行に行った際に、現地でスマートフォンを活用する機会が以前と比べると格段に増えました。通話やメールはもちろん、Googleマップなどで地図を見たり、天気予報を確認することがよくあります。翻訳アプリを通訳代わりにしたり、電車の乗り換えを教えてくれるアプリを使ったりする機会も出てきました。スマートフォンを使うことで、海外旅行の自由度がアップしたと感じています。

 しかし、海外でスマートフォンを使うには、通信手段を確保することが必要です。

 海外での通信は、一昔前は一大事でしたが、今やほとんどの海外旅行ユーザーが利用するほど手軽になりました。例えば、レンタルのモバイルWiFiルーターは、出国時に空港のカウンターで受け取り、帰国時に返却するだけです。渡航先の通信設定は済んでいますので、海外に行って電源を入れるだけで利用できます。スマートフォン、パソコンなど複数の機器の通信に使用できますので、家族などで旅行した際に使いやすいと思います。ただし常に同行するような場合は別として、グループで旅行をするならそれぞれで通信手段を確保しておきたいものです。

 携帯電話会社の国際ローミングは、コストは高めになりますが、普段使っているスマートフォンをそのまま海外に持ち出して使えますで利便性の高さはバツグンです。各社とも、多くの国・地域で使える1日単位で課金する定額のプランを用意しています。

 なかでもauの場合は、一日980円で日本で契約しているパケット量が使えるサービス「世界データ定額」を展開しています。この料金であれば、モバイルWiFiルーターをレンタルするコストとさほど変わりません。NTTドコモも3月15日より、「パケットパック海外オプション」という似た位置づけのサービスを開始予定で、1日980円で日本で契約している通信量が使えるようになります。

 海外渡航者が便利にスマートフォンを活用できる環境を携帯電話事業者各社も考慮する時代になってきており、auやドコモのように、日本で契約しているパケット量を、1日単位の追加料金で利用できる仕組みは分かりやすいと思います。

 このような国際ローミング事情の中、筆者が先日香港に行ってきました。その際の国際ローミングの実用例を紹介します。

利用する携帯電話事業者によって準備が異なる

 今回の香港旅行は1泊四日の弾丸旅行で、行きと帰りの機内で2泊する強硬スケジュールでした。香港に早朝着いて、翌日の深夜までいられるため、丸2日間を香港で過ごせます。この2日間の通信環境を用意してみました。

 持参した機種はソフトバンク版iPhone X、ドコモ版Galaxy Note 8、SIMフリーiPhone SEの3台です。国内でもこの3台を使っていますので、そのままの利用することにしました。それからモバイルPCのGPD Pocketも、急な仕事でパソコンが必要になったときのために持参しました。

香港に持参したモバイル機器(行く直前に羽田国際空港にて撮影)。左からGPD Pocket、iPhone SE、iPhone X、Galaxy Note 8
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら