(写真:伊藤朝輝、以下同じ)
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 2019年10月30日に米アップル(Apple)製の人気完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」の新型が登場した。その名も「AirPods Pro」。

 筆者は2016年12月に発売された初代AirPodsを、発売日にApple Storeに並んで購入し、その後2台のAirPodsを購入、今回のAirPods Proで4台目。AirPodsなしでは生活できない筆者が1週間使った感想を、これまでのAirPodsと比較してリポートしよう。

イヤーチップで装着の安定感と遮音性をアップ

 これまでのAirPodsは、iPhoneに付属する有線イヤホンの「EarPods」のデザインを踏襲しており、「EarPodsからケーブルを無くしただけ」と言ってもよいほどだった。装着は耳の中に「置く」「引っかける」ような方式で、圧迫感がほとんどない点もよく似ている。サウンドもかなり近い。

 そのため、AirPodsが自分の耳に合っているか、サウンドが好みかどうかを知るには、付属イヤホンを使って確認するとよいと言われる。

 AirPods Proはこれまでとは見た目が大きく変わった。音が出る部分にシリコーン製の「イヤーチップ」が付いており、装着時に耳から外に出る棒状の部分は短くなっている。

 装着感も異なり、イヤーチップが外耳に密着し、しっかり固定された状態になる。これだけでも、ある程度の遮音性を見込める。

「AirPods Pro」は直販価格2万7800円(税別)。これまでのAirPodsからデザインを一新した
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AirPods(左)とAirPods Pro(右)。装着時に耳から外に出る棒状の部分は1cmほど短くなっている
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 サウンドは、これまでのAirPodsよりも低〜中音域が若干豊かになった印象だ。ただし特に強調されるわけではなく、これまで通り「聴き疲れ」のない上品な音だと思う。

 これまでのAirPodsは、ユーザーの耳に合っていれば安定して装着されるものの、不意に何かが触れると簡単に耳から外れてしまうことがあった。AirPods Proはイヤーチップで奥まで入っている点や、シリコーン製イヤーチップと外耳との摩擦、耳から外に出ている部分が短くなったことなどが合わさって、指ではじくぐらいでは簡単に外れないようになっている。

 初めに取り付けられているイヤーチップのサイズはMだが、SサイズとLサイズのイヤーチップも付属しており、自分の耳に合わせて交換できるため、多くの人の耳に合うはずだ。

 筆者は、これまでのAirPodsを装着してあおむけで寝ると右側だけがたまに外れてしまうことがあり、ジムなどのトレーニング中に使用する際はサードパーティー製の脱落防止フックを使って補っていた。AirPods Proでは本体のイヤーチップだけで安定するので安心して使えている。

 アップルはiPhone付属の有線イヤホンを開発する際に、様々な人の耳の形状データを取っており、1つのサイズで多くの人の耳に合うことを目指した。今回のAirPods Proではさらに追加で数千人分の耳のデータを調査し、より快適な装着性を実現したとのことだ。

運動するときに、従来のAirPodsを耳の中で安定させるために筆者が使っていたシリコーン製の脱落防止フック
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AirPods Pro本体の重さを実測してみたところ、手元の秤(はかり)では10.76gだった。同様の実測値では、これまでのAirPodsは8.00g。手にとってもほとんど分からないが、若干重くなっていた
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