2019年5月28日(米国時間)、米アップル(Apple)から突然発表された「iPod touch(第7世代)」。2015年7月発売の第6世代から約4年ぶりのアップデートだ。現在最新のiOS 12も動作する。

 早速、試用する機会を得たので最薄・最小・最軽量のiOS端末としてじっくり使ってみることにした。

(写真:伊藤朝輝、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

プロセッサーが強化、イヤホンジャックを踏襲

 iPod touch(第7世代)は、プロセッサーを第6世代の「A8」から「A10 Fusion」に載せ替え、メインメモリーは1GBから2GBへ拡張した点が主なアップデートだ。アップルの発表では「最大2倍のパフォーマンスと最大3倍のグラフィック性能を実現」とのこと。

iPod touch(第7世代)と筆者が普段使っているiPhone X。久しぶりに操作する4型ディスプレーはかなり小さく感じる。同じディスプレーサイズのiPhone SEユーザーなら違和感はないのだろう
[画像のクリックで拡大表示]

 搭載しているカメラは8メガピクセル、絞り値f/2.4と同じだが、サポートするフォーマットとして静止画に「HEIF」、動画に「HEVC」「H.264」が追加された。これはプロセッサーの性能アップによって、ハードウエアを変えずにソフトウエアでサポートした機能の一例だ。

iPod touch(第7世代)が、底面にLightning端子と3.5mmイヤホンジャックを搭載している点も第6世代と同じ
[画像のクリックで拡大表示]
背面カメラのレンズは少し出っ張っている。思えば、レンズが出っ張ったのはiPhoneよりもiPod touch(第5世代)が先だった
[画像のクリックで拡大表示]

 またアップルが提供する「ARKit」と呼ばれるフレームワークで作られたAR(拡張現実)コンテンツもサポートしており、最新のゲームアプリなども問題なくプレー可能だ。

 インターフェースも第6世代を踏襲しており、Lightning端子と3.5mmイヤホンジャックを搭載。付属のイヤホンも3.5mmイヤホンジャックに接続する有線タイプだ。モバイルで高音質なサウンドを楽しみたいユーザーや、音楽ゲームなどで操作と音のズレが気になるユーザーにとっては、自分が選んだ有線イヤホンをアダプターなしで接続できるのはうれしい点だろう。

 モデル構成はストレージの容量で3種類。32GB、128GB、256GBである。税別価格はそれぞれ2万1800円、3万2800円、4万3800円。

 32GBモデルは最新のiOS端末として考えると心もとないが、用途を絞れば十分だし、2万円強という価格はかなり魅力的。