ドラッグ・アンド・ドロップでファイル操作

 iPadユーザーにはおなじみかもしれないが、ファイルアプリはiPhone版もドラッグ・アンド・ドロップに対応している。複数ファイルの移動やコピーが簡単にできて便利だ。ほぼ同じことがiPhoneのファイルアプリでも可能である。iPhoneでは珍しい操作方法なので、細かく手順を紹介しよう。

 まず、ドラッグ・アンド・ドロップを開始するには、そのファイルやフォルダーのアイコンを長押しする。そのまま指を離さずにいると、アイコンがふわっと浮かびドラッグできる状態になる。

ファイルやフォルダーを長押しするとアイコンが浮かび上がる。指を離さずにそのまま別の場所にドラッグ・アンド・ドロップできる(赤い枠は筆者が付けた)
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 その状態のまま、別の指で他のファイルをタップすると複数のファイルが選択され、スタック(重なった)状態になる。選択したファイル数はスタックの右上の数字で分かる。このスタックを移動先のフォルダーまでドラッグし、その上で指を離してドロップ。これでファイルを移動できる。

 なお、アイコンを長押しして指を全く動かさないままだと、他のファイルをタップしてもうまくスタックにならないかもしれない。その場合、アイコンを長押しして少しだけドラッグするのがコツだ。

アイコンが浮かび上がった状態で指を離さず、別の指でほかのアイコンをタップすると複数のファイルを選択した状態になる。ファイルはスタックされ、右上に選択された項目数が表示される
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 移動先のフォルダーは同じ画面である必要はなく、スタック状態の指はキープしたまま、別の指で「<場所」をタップして、別のクラウドストレージに切り替え、その中に保存することもできる。この場合は移動ではなくコピーになるが、異なるクラウドストレージ間でファイルを一発でコピーできるのはかなり便利だ。

 同じクラウドストレージ内では移動、異なる場合はコピーと操作内容が固定されてしまう点や、フォルダーを複数同時にドラッグ・アンド・ドロップできないなど、改善してほしい点はあるものの、使わないままにしておくにはもったいないアプリだ。これを機にぜひ活用してほしい。

前の図でスタックをキープしたまま、画面を操作しDropboxからOneDriveに切り替えたところ。ここで指を離すと、ファイルがコピーされる。異なるクラウドストレージのファイルコピーも一発だ
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