iOS 12には、iPhoneやiPadで自分がよく行う作業や、決まった手順で行う一連の作業などを登録して自動的に実行させる「ショートカット」と呼ばれる機能がある。

 アプリでよく使っている機能があると、Siriがショートカットを提案してくれるのだが、自分で一から作ることも可能だ。筆者はクラウドストレージ上に保存されている圧縮ファイルをダウンロードし、解凍した後に「GoodReader」というPDF閲覧アプリに送るというショートカットを作って、主にiPadで使っている。

(写真:伊藤朝輝、以下同じ)
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 GoodReaderはPDF以外にも様々な形式のファイルを閲覧でき、マークアップなどの編集も行えるサードパーティー製のアプリだ。ショートカットが対応していれば、サードパーティー製アプリでも組み合わせられるので自由度は高い。

 今回はショートカットの使い方と、既存のショートカットをカスタマイズする方法を紹介しよう。

既存のショートカットを使ってみよう

 既存のショートカットの追加や、カスタマイズをするには米アップル(Apple)が提供している「ショートカット」アプリを使う。App Storeからダウンロードしておこう。

オリジナルのショートカットを作成するには、アップルが提供する「ショートカット」アプリを使用する。「App Store」からダウンロードしよう
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 ショートカットアプリの「ギャラリー」タブを開くと、様々なショートカットが用意されている。この中から自分の役に立ちそうなものを取得して、カスタマイズするところから始めてみよう。仕組みが分かって、オリジナルのショートカットを作る際の参考になる。

ショートカットアプリの「ギャラリー」には、いくつかの作業を想定したショートカットがあらかじめ登録されており、必要に応じて取得して利用できる
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 ここでは「ファイルのダウンロード」というショートカットを使ってみる。実行するとSafariで表示している画像やPDFなどのファイルをダウンロードしてiCloudやDropboxなどのクラウドストレージに保存するショートカットだ。

 ショートカットの実行方法は主に2つ。1つはショートカットアプリの「ライブラリ」画面、またはウィジェットからタップして実行する方法。もう1つは「共有」機能として実行する方法だ。両方で実行できるショートカットもあるが、「ファイルのダウンロード」は、Safariで表示しているファイルをダウンロードするので、Safariの共有機能として実行する必要がある。

取得したショートカットは「ライブラリ」画面に登録される。ここでは「ファイルのダウンロード」を登録した(赤い枠は筆者が付けた)
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