iOS 12には、iPhoneがユーザーの集中を妨げないようにする機能がいくつか用意されている。代表的なものは「通知」と「おやすみモード」だ。iOS 11にも備わっていたが、iOS 12で大きく進化した。

(写真:伊藤朝輝、以下同じ)
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 これらはiOS 12にアップデートするだけでも動作するが、自分に合う形にカスタマイズして積極的に利用してこそ真価を発揮する。今回はiOS 12の通知とおやすみモードの機能、およびカスタマイズ方法を紹介する。

緊急性のない通知は「目立たない形で配信」

 iOS 12を使い始めると、ロック画面や「通知センター」に表示される通知がアプリごとに重なって(スタックして)表示されることに気がつく。通知センターは画面を上から下にスワイプして表示される画面のことだ。ホームボタンの無いモデルの場合は画面上部にある切り欠き(ノッチ)や、その左側を下に向ってスワイプすると表示される(ノッチの右側をスワイプするとコントロールセンターが表示される)。

 通知のスタックをタップすると重なりが解かれ、それぞれの通知内容が表示される。さらに通知をタップするとそのアプリが起動して、詳細を確認できる。通知が1件しかなくスタックされていない場合は、1回のタップでアプリが起動する。慣れるまでは、意図せずアプリを起動してしまう場合があるので注意しよう。

iOS 12では複数の通知はアプリごとに重なって表示。重なりをタップすると通知が広がって確認できる
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 通知を左にスワイプして表示される「管理」をタップすると「目立たない形で配信」「オフにする」という青いボタンが表示される。これもiOS 12の新機能だ。「オフにする」は、そのアプリからの通知を完全にオフにする。「目立たない形で配信」に設定すると、ロック画面の通知と、通知時のバナー表示やサウンド、バイブレーションがなくなる。ただし通知センターには表示されるので、あとからユーザーの好きなタイミングで確認可能だ。

通知を左にスワイプし「管理」をタップするとこの画面になる。「目立たない形で配信」をタップすると、ロック画面の通知と、通知時のバナー表示やサウンド、バイブレーションがなくなる
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 つまりすぐに確認しなくてもよい通知は「目立たない形で配信」にすればよいわけだ。これによって本当に必要な通知が、無意味な通知に埋もれずに済む。

 注意してほしいのは、「メール」の通知はアカウントごとにスタックするが、「目立たない形の配信」はアカウントごとに設定できず、「メール」の通知すべてに影響する点。アカウントごとに設定するには、従来のように「通知」設定画面から個別に行わなければならない。

「目立たない形の配信」に設定された通知を「通知」設定画面で確認すると「通知センター」だけがオンになっていることがわかる
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