アップルのスペシャルイベントが日本時間9月13日午前2時に始まる。新iPhoneのほかに、iPad、Apple Watchなどの新モデルも登場すると予想されている。ネット上で様々な予想や噂が飛び交っており、どれが正解に近い情報なのか見極めるのは難しい。

(写真:伊藤朝輝)
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 正解は発表を見るまでわからない。筆者は噂話で一喜一憂したくないので、いつも話半分に聞いているのだが、心構えは必要だ。新製品が買うに値するかは、現在の製品の機能を知っていなければ判断できないからだ。というわけで、今回は現行のiPhoneに採用されているデザインや技術の基本を押さえておこう。予想や噂の情報を読み解くのにも役立つのではないだろうか。

Face IDとTrueDepthカメラ

 「Face ID」は、現在iPhone Xだけに搭載されている顔認証の仕組みだ。それ以外のiPhoneやiPad、および一部のMacBook Proには指紋認証の「Touch ID」が搭載されている。現在のアップル製品では圧倒的にTouch IDのほうが多いが、新iPhoneの全てにFace IDが搭載されると噂されており、今後は主流になっていくと思われる。もちろんiPadへの搭載も期待したいところ。

 iPhone Xの前面には「TrueDepthカメラ」がある。ディスプレー上部の切り欠き(ノッチ)部分に3万個以上の見えない点を照射する「ドットプロジェクター」と、それを捉える「赤外線カメラ」などから成っており、ユーザーの顔を立体的に捉えて正確に識別するFace IDの要だ。

 TrueDepthカメラの顔を捉える機能を使って、1枚のレンズで顔以外の周囲をぼかして撮影する「ポートレートモード」も利用できる。キャラクターが自分の顔の動きと同期して動く「アニ文字」や、iOS 12の新機能でアニ文字をカスタマイズできる「ミー文字」もTrueDepthカメラ搭載モデルでしか利用できない。自撮りやミー文字を楽しみたい人は、TrueDepthカメラを要チェックだ。

顔認証の「Face ID」で重要な役割を担うTrueDepthカメラはポートレードモードの撮影にも利用できる
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自分の顔に似せて作ったキャラクターを使ってビデオ通話できるミー文字にもTrueDepthカメラが必要だ
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