ドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズで知られるPFUが、ドキュメントスキャナーの新製品「fi-800R」をリリースした。業務用のドキュメントスキャナーシリーズ「fi」の一製品で、富士通ブランドで販売されている。10月1日には、オンライン直販サイト「PFUダイレクト」での受注も開始する予定だ(9月30日時点の予定)。

 窓口業務向きとうたっており、ホテルや病院、各種店舗などでの使用を想定している。搭載機能はシンプルで、おもてなしをつくした感のあるScanSnapシリーズとはちょっと趣が違う。なじみがない人も多いかもしれないが、見どころが多い製品なので詳しく紹介していこう。

コンパクトなfi-800Rは、店頭で使いやすいようにクラス最小設計。奥行き246ミリで利用可能だ
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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使用時も場所を取らない

 僕は日々「ScanSnap iX1500」を愛用している。この機種もコンパクトに設計されているが、給紙や排紙のスペースも含めると結構場所を取る。トレー収納時は幅292×奥行き161×高さ152ミリだが、トレーを全開にすると幅は同じだが奥行きが494ミリになってしまう。

 これに対してfi-800Rは、給紙と排紙のスペースを考慮しても奥行き246ミリのスペースで使える。その最大のポイントは排紙にある。給紙は他のドキュメントスキャナーと同じようにADF(Automatic Document Feeder)に上からセットするが、排紙も縦方向に出てくる仕組みになっている。

用紙をセットするためのトレーを引き出したところ
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 この仕組みは「自動スタッキング技術」を使って実現している。スキャンを実行すると縦向きの排紙トレーが自動的にせり上がってきて紙を受け取り、スキャンが終わると排紙トレーは収納されて紙を取り出しやすくなっているのだ。また、続けてスキャンするための用紙をセットしやすくなっている。PFUはこの一連のスキャン動作を「Uターンスキャン」と称している。以下に動画で紹介するが、よくできたすごい機構だと思う。

「Uターンスキャン」は高速で、省スペース化にも貢献している

 斜めにセットされた用紙も正しく傾きを補正する「自動スキュー補正」機能も特徴の1つだ。ただし、紙がよれていると正しくスキャンできない可能性がある。折れているような用紙は読み取り前にチェックして直しておこう。

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