スマホやPCの周辺機器メーカーとしてメジャーになってきた中国のアンカー(Anker)が、2019年8月2日に充電器の新製品「PowerPort III」シリーズを発売した。「Anker PowerPort Atom III(Two Ports)」「Anker PowerPort Atom III 60W」「Anker PowerPort III mini」の3機種があり、いずれも「PowerIQ 3.0」という充電規格に対応している。

 充電規格はPowerIQの他にもUSB PD、Quick Chargeなど様々だ。自分が持っているデバイスは一体どれに対応しているか、よく分からない人もいるだろう。アンカーは、混乱しがちな充電規格をどのようにサポートしようと考えているのかも含め、この3製品をレビューしていく。

PowerIQ 3.0対応モデルが3機種登場した
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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 PowerIQはアンカー独自の充電規格で、PowerIQ 3.0はその3世代目に当たる。PowerIQ 3.0の最大の目玉は、USB PD(Power Delivery)とQuick Chargeを両方含むことだ。より互換性が高く、多くのデバイスの急速充電に対応するというコンセプトである。アンカー・ジャパン執行役員の猿渡歩氏は「世の中にある99%のデバイスに急速充電できるのが最終目標だ」と話す。

 これまで、USB PDだけに対応した充電器ではQuick Chargeによる急速充電ができなかった。逆もまたしかりである。だが両方に対応しているデバイスは、新しいスマホの一部など、それほど多くない。Quick Chargeだけに対応するスマホとUSB PDだけに対応するノートPCを持ち歩き、どちらも急速充電したい場合は、充電器を2つ持ち歩くしかない。だがPowerIQ 3.0をサポートする充電器なら、1台で急速充電が可能なデバイスのほぼ全てに対応できる。

3製品のサイズは違うがシルエットは似ている
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