これまで、多くのモバイルプロジェクター、ポケットプロジェクターをレビューしてきた。こうしたプロジェクターは、昔はもっぱらプレゼンテーションなどで使う法人向け製品だったが、最近は動画などのコンテンツの再生にフォーカスした個人向け製品が増えている。

 今回レビューするのは、モバイルバッテリーやBluetoothのメーカーとして知られる中国アンカー(Anker)の個人向けモバイルプロジェクター、「Anker Nebula Capsule II」だ。「Nebula Capsule」シリーズの最新モデルになる。

 バッテリー駆動時間は約3時間で、8W出力のスピーカーを搭載している。これ1台で、どこでも3時間は映画やビデオを楽しめるわけだ。こうしたスペックに、アンカーらしさを感じる。ちなみに充電器も自社製を同梱(どうこん)している。

Anker Nebula Capsule II(左)とパッケージ内容
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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実用的なスペックに進化

 この手のプロジェクターを、オフィスの会議室に置いてあるプロジェクターと横並びで比べるのは、そもそも間違っている。コンパクトなバッテリー駆動のプロジェクターは暗いものが多いのだ。

 Anker Nebula Capsuleシリーズも、初代が100ルーメン、続いて登場したAnker Nebula Capsule Proが150ルーメンだ。今回レビューするAnker Nebula Capsule IIは、名前を見ると2世代目のようだが、実は3世代目で200ルーメンにスペックが向上した。

 200ルーメンでも、決して明るいとは言えない。会議室で使うプロジェクターは1000~3000ルーメンくらいは当たり前である。そのためAnker Nebula Capsule IIは、暗い部屋もしくは、薄暗い部屋で使うのが前提になる。会議室のプロジェクターの買い替え候補として考えるのはお薦めできない。

 それでも、100ルーメンと200ルーメンではずいぶん違う。かなり暗い部屋でのみ実用的だった初代モデルに比べ、Anker Nebula Capsule IIは、見るコンテンツにもよるが、薄暗い部屋でも十分に使える。

 本体サイズも変わった。サイズは初代モデルが高さ約120ミリ、直径約68ミリ、重量約470グラムであるのに対して、Nebula Capsule IIは高さ約150ミリ、直径約80ミリ、重量約740グラムになっている。自宅だけで使う人はこのサイズで困ることはないかもしれないが、持ち歩く人だと負担が増したと感じるかもしれない。

 解像度は1280×720ドット。こちらも大型のプロジェクターに比べるとかなり劣るが、プロジェクターの場合は解像度が低くても案外実用的だ。

本体はやや大きくなり、茶筒程度のサイズになった
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充電用のUSB Type-Cポート、フラッシュドライブ用のUSBポートとHDMIポートを備える
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付属のリモコンで操作する
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