2019年の夏は、スマートフォンが大きく値下がりしそうだ。例えば、NTTドコモは夏モデル全機種を割安感のある価格で提供する。

 さらに、エントリーモデルの機能・性能も向上し、割安感が増していくだろう。今冬まで、有機ELを搭載したモデルは安くても6万円近かった。ミドルレンジの一部モデルが採用していただけで、他は上位機に絞られていた。

 ところが、今回紹介する韓国サムスン電子の「Galaxy A30」は、UQコミュニケーションズの「UQモバイル」だと、税込み3万1644円で購入できる(SIMパッケージ料金の税込み3240円が別途必要)。KDDIの「auオンラインショップ」だと税込み4万3200円だ(いずれも2019年5月20日現在)。

 この価格にして有機ELを採用し、おサイフケータイまで搭載するというのだから驚くばかりだ。そこで今回は、この高コストパフォーマンスのモデルが誰向きなのかを考えつつ、詳しくレビューしていく。今回は、au版の「Galaxy A30 SCV43」を試用した。

auの「Galaxy A30 SCV43」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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背面は3Dガラスで美しく輝く
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ディスプレーは6.4インチの大画面

 Galaxy A30のディスプレーは6.4インチで、かなりの大型だ。最近のスマホらしく狭額縁だが、それでも上下にはある程度の縁がある。そのため本体はかなり大きい。米アップル(Apple)のiPhone XS Maxと比べても、微妙に細いものの高さは上回っている。ほとんど同様のサイズだと考えていいだろう。

 厚さは8ミリと比較的スリム、かつ本体の周辺部分が薄く設計されているので、持ちやすいと感じるかもしれない。だがケースに入れたら、相当な大きさになる。この製品を選ぶポイントの1つはここで、大画面が欲しいユーザーにこそ向くわけだ。どれほどコスパが高くても、サイズが大き過ぎると感じるなら選ぶべきではない。

iPhone XS Max(右)と比べてもいい勝負の大型モデルだ
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Galaxy S10(左)と比べると大きなことがよく分かる
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 デザインもシンプルだ。シックなカラーもあるので、サムスンは40代以上のユーザーを狙っているのではないかと僕は予想している。この年代だとまだガラケーを使っているユーザーも多いはずで、その買い替え先としてお薦めできる。

 このくらいのサイズがあればブラウザーの文字も大きく、遠視気味でも使い勝手がいい。しかも、2020年2月にはモバイルSuicaの一部サービスが変更になり、ガラケーでは新規会員登録、クレジットカードのチャージ、オートチャージなどができなくなる。この変更を踏まえた買い替えとしてもお薦めだ。

 ただし、8~10万円クラスの高級スマホと比べると、細部の作りに関してコストダウンを図っていると若干感じる。それでも、背面は3Dガラスで光が当たると美しく輝き、安物感は無い。

背面は3Dガラスで、光が当たるとライン状に反射する
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高級モデルの「Galaxy S10」はディスプレーの縁がアールを描き、縁も細くて非常に美しい。こうした部分で差が付いていると感じる
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