米アップルの「iPad mini」に新モデルが登場した。名前はシンプルに「iPad mini」で、既存モデルと区別しにくいのだが、iPad mini(第5世代)だと考えればいいだろう(本稿では以下、「新しいiPad mini」または「新モデル」と表記する)。

 前モデルの「iPad mini 4」は、2015年に登場以降、ずっとモデルチェンジせずに継続販売されてきた。そのため今回は、およそ3年半ぶりのモデルチェンジとなる。

 僕を含め、この新モデルに期待していた人は多いはずだ。ところが見た目は、iPad mini 4とほとんど変わらない。果たしてどこが魅力なのだろうか。今回もちょっと辛口で、詳細にレビューしていく。

新しいiPad mini
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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前モデルと大差ないサイズと外観、だが悪くはない

 新しいiPad miniも、iPad mini 4と同様にWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの2種類がある。直販価格は、Wi-Fiモデルが4万5800円(64Gバイト)から、Wi-Fi+Cellularモデルが6万800円(64Gバイト)からとなっている(いずれも税別)。

 本体サイズは両モデル同じで、高さ203.2×幅134.8×厚さ6.1ミリ。このサイズはiPad mini 4と全く同じである。重さはWi-Fiモデルが300.5グラム、Wi-Fi+Cellularモデルは308.2グラムだ。iPad minin 4の重さはWi-Fiモデルが298.8グラム、Wi-Fi+Cellularモデルが304グラムなので、わずかに増した程度である。

 Wi-Fiモデルは、ぱっと見では新旧モデルの見分けが付かないのではないかと思う。これに対してWi-Fi+Cellularモデルは、見た目にも多少新しい印象を受ける。というのはアンテナの仕上げが新しくなっており、iPad mini 4のアンテナ部分を樹脂で覆ったタイプから、樹脂のスリット入りの形状に変わっているのだ。

Cellularモデルはアンテナ部分の仕上げが変わっている
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 個人的には、画面占有率を上げた狭額縁の斬新な見た目を期待していた。最新のiPad Proのような構成である。とは言え、やや古めかしさを感じるものの、新しいiPad miniのデザインも実用上はそれほど悪くない。

 電子書籍リーダーの「Kindle」は、上下左右の額縁が盛大に残っているのだが、このほうが電子書籍を読むのには向いている。ギリギリまで画面を配置すると、画面に指が当たってしまうことが多いのだ。

左のiPad Proと比べると額縁の残り方がずいぶん違う
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Kindle Paperwhite(右)と比較すると、額縁の残り方が似ている
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