米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)のスマートディスプレー「Echo Show」が登場したとき、正面からの写真を見てまず「これはタブレットなのか?」と思った。だが実際は、背面に大きなスピーカーの出っ張りがあったので、完全なディスプレーだと理解した。「タブレットではないのか?」と思った人もいるだろう。

 それはメーカーの開発者も同様だったようで、今回レビューする中国レノボの「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa(以下、Lenovo Smart Tab)」は、「スマートディスプレーにもなるタブレット」というのが売り文句の製品だ。

 初めてその姿を目にしたときに、僕は我が意を得たりと思った。タブレットを使わないときにスマートスピーカーになるというのは正しいコンセプトだと、つねづね考えていたからである。ではこうした製品は、どのような人に向いているのか。Lenovo Smart Tabをレビューして考えてみよう。

中国レノボの「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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タブレット+ドックというスタイル

 大前提として、この製品はタブレットだ。先ほど紹介した「スマートディスプレーにもなるタブレット」という売り文句を見ても分かる。基本的には、タブレット+専用のドックでスマートディスプレーとして使うわけだ。そこで気になるのは、タブレットとしての完成度である。

 2019年3月下旬時点で、直販サイトでは発売記念価格として税込み3万2270円で販売している。アマゾンの「Echo Show」は税込み2万7980円だ。Lenovo Smart Tabはスマートディスプレーとして使える、ドックが付属するタブレットである。これに対してEcho Showは、スマートディスプレー専用機である。

 そう考えるとLenovo Smart Tabは割安にみえるかもしれない。だが最近は、Androidタブレットの価格下落が激しく、10.1インチで似た構成の「HUAWEI MediaPad T5」のWi-Fiモデルは、Amazon.co.jpで19年3月下旬現在、税込み1万6717円になっている。つまりLenovo Smart Tabの価格は、ドックのことを考えなければ、タブレットとしては高級モデルといえるものなのだ。

 本体のデザインは美しいし、狭額縁とはいえないにしても額縁は細い。厚さは7ミリで均一に薄く、まるで板のようだ。重さは440グラムで、手に持っても負担は少ない。額縁もなかなか薄く、結構コンパクトだ。デザインは高級感があっていいと思う。背面はミラー仕上げで、指紋が盛大に目立つのが少し残念だ。

タブレット単体と考えても、美しいデザインで額縁も細い
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背面はミラー仕上げ。指紋が目立つのがいただけない
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iPad Pro(11インチ)と比べてもスリムさはほぼ引き分けで、スタイリッシュだ
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