英プラネットコンピューターズ(Planet Computers)の「Gemini PDA」は、2018年に発表されたキーボード搭載Androidデバイスだ。日本は同年12月に最初の販売代理店が付いて、家電量販店などで購入できるようになった。

 このときは英語版キーボードが発売されたが、2019年3月に、日本語版キーボードを搭載したバージョンが登場した。そこで今回は、日本語版キーボードを搭載したバージョンをレビューして、このデバイスがどのような用途で役立つかを考えてみたい。

 Gemini PDAに魅力を感じるのは、スクリーンキーボードによる文字入力が苦手な人だろう。僕自身もとても得意とは言えず、フリック入力は遅過ぎるので、仮名にもローマ字入力を使っている。PCに慣れ親しんでいると、スマホで入力しづらいのだ。ちょっとした長文を入力するときは、外付けキーボードを使いたくなってしまう。そこで僕は、このデバイスをテキストメモの入力に役立てられないかと考えた。

Gemini PDAは、キーボードが魅力のAndroidデバイスだ
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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とても残念なのは画面の狭さ

 Gemini PDAの価格は、2019年3月上旬時点で7万7760円(ヨドバシ・ドット・コム調べ、税込み)となっている。このデバイスは、スマホではなくPDA(携帯情報端末)だが、実際にはスマホ+キーボードと考えたほうがいいだろう。そう考えると、価格はとても高い。十分に魅力的なスマホが2万~3万円で手に入る時代なのだから。

 ディスプレーの狭さは、とても残念に感じた。5.99インチあるのだが、左右に大きな黒縁が残っている。今どき、2万円台のスマホでも画面占有率はもっと高い。見た目からして、かなり古めかしく思えてしまう。しかも、このモデルは長文を入力するなど、入力作業が多い人が手に入れるはずだ。こうした入力作業においては、周囲の文章やデータが見えていることが重要だ。

 そう考えると当然、本体はコンパクトでディスプレーが広いほうがありがたいに決まっている。キーボードが本体の左右目いっぱいに配列されているのに、ディスプレーに大きな黒縁があるGemini PDAはアンバランスでもある。

 本体はかなり大きく感じるのだが、横幅はiPhone XS Maxとほぼ同じで、1センチ程度長いだけだ。ただ15.1ミリと厚く、重量は310グラムあるので、ポケットに入れて持ち歩くのは無理がある。基本的にはバッグに入れて持ち歩くべきだろう。

キーボードを閉じると、こんなスタイルになる
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iPhone XS Maxと比べても幅はほとんど変わらない
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ディスプレーの左右に見られる盛大な黒縁は残念だ
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