台湾エイスース(華碩電脳)の高級ノートPC「ZenBook Proシリーズ」に、タッチパッドをサブディスプレー(サブ画面)として活用し、様々な機能を持たせた14インチの「ZenBook Pro 14」が加わった。今回はこのモデルをレビューしていく。

レビューするZenBook Pro 14
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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 実は、タッチパッドをサブディスプレーに使うアイデアはそう新しいものではない。10年ほど前に、シャープのノートPC「Mebius」に搭載モデルがあった。当時もレビューしていて画期的だと思ったが、一方でちょっと使うのが面倒だった覚えがある。製品はさほどヒットすることもなく、姿を消していった。この機能がものすごく便利で、広く受け入れられていたなら、今でも継続的に搭載モデルがリリースされていたことだろう。簡単に言えば、失敗作だったわけだ。

 つまりZenBook Pro 14は、久々に登場した液晶タッチパッド搭載PCということになる。果たして、このモデルの液晶タッチパッドは、簡単、便利なものとして受け入れられるのだろうか。早速見ていこう。

本体はコンパクトなセミモバイルノート

 タッチパッドの話は後半で詳しく取り上げるとして、まずはPCそのものの出来をチェックしていこう。本体はコンパクトながら、14インチのディスプレーを搭載したモバイルノートだ。最近は、狭額縁の製品がどんどん増えており、もはや14インチは十分に持ち運べるサイズになった。今後の主戦場は13.3インチから14インチに変わってくると、僕は予想している。

上のThinkPad X1 Carbonと比べても、少し大きいだけでコンパクトだ
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 ただ、ZenBook Pro 14をモバイルノートと呼んでよいかどうかは実に微妙だ。と言うのは、その構成が微妙だからである。サイズはとてもコンパクトで、ThinkPad X1 Carbonと比べてもさほど差がない。ところが重量は1.6キロもある。最近は軽いノートPCが増えているので、手にしてもずっしりと重く感じる。しかも、バッテリー駆動時間はカタログ値で約6.9時間と短く、残念ながらこれをモバイルノートとしてお薦めするのは難しい。

 では適している用途は何かと言えば、間違いなくフリーアドレス向けだ。つまり、会社の中で色々な場所に移動しながら作業をするユーザーに向いている。ACアダプターと一緒に小脇に抱えて、社内をあちこちへと移動するような使い方なら、重量も苦にならないだろう。

重量は1.6キロもある。計測はキッチンスケールによるので参考までに
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ThinkPad X1 Carbonは1.1キロ台。持ち出して使うには、この程度の重量が現実的だろう
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