今回は、台湾エイスース(華碩電腦)の「ZenScreen MB16AC」をレビューする。モバイルディスプレーなどと呼ばれるジャンルの製品で、持ち歩いて使えるのが特徴だ。僕は以前にもモバイルディスプレーを試用したことがあるが、15.6インチという大きな画面サイズの製品を使ってみるのは初めてだ。15.6インチというと、一般的なA4ノートPCのディスプレーと同様のサイズである。

 では、このディスプレーはどのような状況で役立つのか。この点を考えつつ、レビューしていくことにしよう。

 パッケージの同梱(どうこん)物はかなりシンプル。本体と専用のカバー、ケーブルとアダプターだけだ。電源ケーブルすら付いていないことに驚いた。給電はUSBケーブルを介して行われ、消費電力は使用時で8ワット以下となっている。

基本的な付属品とディスプレー本体
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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非常にスリムだが持ち歩くのが何となく怖い

 ZenScreen MB16ACのサイズは、幅359.7ミリ×高さ226.4ミリ×奥行き8ミリだ。すごいと思ったのは奥行きで、一般的なタブレットやスマホと同じ程度だ。実物を手にしても非常にスリムで、板のように見える。

 重量は約780グラム。初代のiPad+100グラムという軽さなので、使い始める前は難なく持ち歩けると思った。ところが試用開始後すぐ、このサイズが問題であることが分かった。いわゆるA4ノートのディスプレーと同じサイズなのだが、実はA4ノートはA4サイズより小さい。逆にこのディスプレーは、A4より大きい。A4ファイルサイズあるいはB4に近いサイズだと考えた方が妥当だろう。この大きなサイズをかばんに入れて運ぶのは、ちょっと厳しい。正確に書くなら、厳しいと言うより怖いのだ。

 恐らく、多くのビジネスバッグにはほぼ収まるだろうが、何とか入ってもギリギリというかばんも多そうだ。そのうえで持ち歩くのは怖い。カバーが付いているが、それでも個人的にはぶつけたり荷物が当たったりするのが恐ろしい。かばんに何とか入る大きさだけに、当たりやすいとも思う。最低でも、付属のカバーを常に付けて持ち歩くのが前提になるだろう。僕なら、さらに柔らかいケースに入れる。

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