多くのスマホメーカーが、カメラにこだわったり画面占有率を極めたりした新製品を投入するなか、シャープがちょっと変わったコンセプトの高級機種「AQUOS zero」を投入した。この機種は、軽さにこだわっているのだ。

 最近のスマホは、大型化などに伴って重量が増え続けている。少し前までは、5~5.5インチでも大画面モデルと呼ばれていた。だがいまと比べれば本体がコンパクトなので、それほど重くなかった。背面のパネルが取り外せる樹脂でできた製品が多かったことも関係している。

 ところが最近は、180~200グラム程度が当たり前になっている。こうなるとポケットのなかでの負担感は相当なもので、ワイシャツなど薄い生地のポケットに入れると型崩れするのではないかと思うほどだ。

 そこで、AQUOS zeroだ。エントリーモデルや中堅モデルではなく、ハイエンドモデルを軽く作ったというのだから勇気がある。今回は、この機種を詳しくレビューしていく。なおAQUOS zeroは、ソフトバンクから発売されることになっている。原稿執筆時点では発売されておらず、ソフトバンクは「2018年12月上旬以降発売予定」としている。またレビューしたのは試作機で、製品とはハードウエアやソフトウエアが少し異なる可能性がある点をご了承いただきたい。

新登場のAQUOS zero
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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確かに軽く持っているのが楽だ

 AQUOS zeroの重量をキッチンスケールで計測してみたところ143グラムだった。これに対してiPhone XS Maxは207グラムだった。AQUOS zeroの重量は、カタログにある暫定値では146グラムとなっている。iPhone XS Maxはカタログ値が208グラムなので、キッチンスケールの計測は参考になるはずだ。

 ちなみにiPhoneは、最近どんどん重くなってきている。例えばiPhone SEは113グラム、iPhone 6は129グラムと、以前のモデルはかなり軽かった。しかし現行機種だと、iPhone XSはXS Maxよりコンパクトとはいえ177グラムある(この3機種の重量はカタログ値)。

 AQUOS zeroを実際に使ってみると、まず持っていて楽だ。長時間手にしていても、負担が少ない。もしかすると肩こりも軽減するのではないかとまで思わせる。利用時間が長い人ほどメリットを感じるだろう。まさに「軽さこそ正義」という感じだ。また万が一落下させてしまった際も、本体が軽い方が壊れにくいことは間違いないだろう。もちろん、試すわけにはいかないが。

AQUOS zeroは140グラム台で非常に軽い
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iPhone XS Maxがものすごく重く感じてしまう
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