今回は、富士通の『はじめての「じぶん」パソコン(LH55/C2)』をレビューする。ターゲットとする年齢層を小学生に絞ったモデルで、子供が初めて使うパソコンとして企画されている。

 富士通は、高齢者向けパソコンを投入してヒットさせたり、少し年齢が上のユーザーを狙った「GRANNOTE(グランノート)」を投入したりしてきたので、特定の年齢層に絞ったパソコンを出すのはそう驚くことでもない。NECは、学生向けとして高校生や大学生あたりを狙ったモデルを投入しているが、富士通はさらに下の小学生に振り切ったわけだ。

 その背景には、2020年度から全国の小学校でプログラミング教育が必修となることがある。それに向いたパソコンを出すことは、大いなるビジネスチャンスなのだ。

 はじめての「じぶん」パソコンには2種類のモデルがある。クラムシェルのLH35/C2(税別の実勢価格は約7万5000円)と、今回レビューする2in1コンバーチブルのLH55/C2(税別の実勢価格は約9万5000円)である。

はじめての「じぶん」パソコン(LH55/C2)
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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子供向けだがさっぱりしたデザイン

 この製品は、小学生が使うモデルとして企画されているが、当然ながら購入するのは親や祖父母になる。だから子供心よりも、親心をつかむ方が重要である。そう考えると、このデザインは満点を付けてもよいだろう。とにかくクセがなく、さっぱりしている。これなら、飽きずに長く使えるだろうと親が思うのは間違いない。中高生あたりの視点で見るとちょっとつまらないはずだが、まだそんな意識もない小学校1~4年生が主に使うことになるので、これでいいのだ。

 子供向けに工夫してあるポイントも多く、本体のフチにはラバーが貼り付けられており、ある程度の衝撃に耐えるようになっている。また、シールを貼り付けてもはがれやすいように、天板はシボ加工された樹脂製だ。ヒンジも大きなタイプを採用しており、多少ラフに扱っても壊れなさそうな強さを感じる。

 残念なのが14インチディスプレーを採用するモデルとしては、ちょっと大きく重いこと。重量は1.6キロあるので、体の小さな子供は持ち運びが大変といった感想を持つかもしれない。とはいえ、モバイルとして考えると重くて大きいが、コンパクトなA4ノートとして見れば十分に合格だ。

全体がホワイトでさっぱりしたデザイン
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同じ14インチのThinkPad X1 Carbonと比べるとずいぶん大きいことが分かる
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ボディーのフチはラバーが付いていて衝撃に強く、キズが目立たない
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天板はシボ加工の樹脂で、シールを貼り付けてもはがれやすいように工夫されている
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背面カメラが付いているのは、自由研究などに役立つからだ
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