NTTドコモとメルカリ社は2019年10月2日、全国のドコモショップ34店舗のスマホ教室内で、フリマアプリ「メルカリ」の使い方を学べる教室を開催すると発表した。携帯電話事業者のショップで他社サービスの利用促進に向けた取り組みは珍しい。そうした取り組みを進める背景には、シニアを無視できなくなりつつあるスマートフォン市場の現状がある。

シニアがドコモショップでメルカリの購入・出品方法を学ぶ

 シニアを中心としたフィーチャーフォン利用者に向け、スマートフォンへの乗り換えを促進している携帯電話各社。フィーチャーフォンからの乗り換えを優遇した料金プランや割引サービスの提供に力を入れるだけでなく、各社のショップでスマートフォンの使い方を教える教室を開くなどして、シニアのスマートフォンの利用を進めようとしている。

 そうした施策の中でも珍しい取り組みが、NTTドコモとフリマアプリ「メルカリ」を提供するメルカリ社が2019年10月2日に発表した「メルカリ教室」である。これはNTTドコモの「ドコモショップ」で開催している、スマートフォンの使い方を教える「スマホ教室」において、メルカリの使い方を学ぶ教室を開くというものだ。

東京・五反田の「d garden五反田店」で開催された「メルカリ教室」。メルカリのアプリダウンロードや登録、購入から出品までを学ぶ教室となる(筆者撮影)
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 メルカリ教室は1回当たり60分、全3回に分けて実施された。1回目はメルカリのダウンロードから登録、そして出品されている商品の閲覧、2回目は商品の購入、3回目は商品の出品を学ぶ実践的な内容だ。もちろんスマホ教室の延長線上にある内容なので、専門のスタッフが綿密にサポートしながら使い方を教えてくれるのが特徴だ。

 メルカリ教室は2019年10月のサービス開始時点で全国のドコモショップのうち34店舗で開催し、2019年度中には100店舗まで拡大していくとのこと。メルカリの利用ニーズが高いと見られる地域で、なおかつ優秀なショップスタッフがそろっている店舗に厳選して実施していくとしている。

 先にも触れた通り、携帯電話ショップでスマートフォンを教える教室は多く実施されているが、そのサポート範囲は基本的に自社サービスの範囲内に限られる。それだけに、NTTドコモの教室でメルカリの使い方を教えるというのは、実はかなり異例なことでもあるのだ。

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