なぜスマートホームは盛り上がらないのか

2019/03/25 05:00
佐野 正弘=フリーライター

 スマートスピーカーの登場とともに一時は注目を浴びたスマートホーム。引き続き積極的に取り組む企業は多いものの、関心が高まっているとは言い難い。なぜ盛り上がらないのだろうか。

「快眠」へと幅を広げるau HOMEの取り組み

 ITを活用して家庭内の家電を制御し、快適な住環境を実現するスマートホームに向けた取り組みは、ここ数年来多くの企業が積極的な取り組みを見せている分野の1つだ。特に米グーグル(Google)の「Google Home」や、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の「Amazon Echo」シリーズなどに代表されるスマートスピーカーが登場して以降は、そのスマートスピーカーがスマートホームのハブになるとして、各社の取り組みは一層加速することとなった。

 そして現在もなお、スマートホームに関しては多くの企業が積極的に取り組んでいるようだ。KDDIは2019年3月13日、有料のスマートホームサービス「au HOME」に関する新たな動きとして、au HOMEを睡眠の改善に活用する取り組みを打ち出している。

 KDDIは同日、ベッドメーカー大手のフランスベッドと共同で「睡眠モニタリング機能付きマットレス(ルーパーRP-5000SE)」を開発、2019年3月15日に発売するとも発表している。このマットレスは、KDDIがau HOME向けの新デバイスとして投入する、睡眠状態を測定する「睡眠モニター 01」などのセンサー類をセットで提供する。au HOMEと専用のスマートフォンアプリ「Real Sleep」を活用することで、毎日の睡眠状態をスコア化して計測し、快眠のためのアドバイスをしてくれるというものだ。

KDDIがフランスベッドと共同で開発した「睡眠モニタリング機能付きマットレス」。電動リクライニング付きマットレスと「睡眠モニター01」などをセットで提供し、au HOME経由で日々の睡眠状況を確認できる。写真は2019年3月13日の「au HOME/with HOME説明会 2019 spring」より(筆者撮影)
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 睡眠状態を記録する方法としては、活動量計などを体に装着する方法や、スマートフォンアプリを用い、スマートフォンを枕元に置いて測定する簡易的な方法などがある。だが体にデバイスを装着することで眠りを妨げることなく、本格的に眠りを計測するには、睡眠モニター 01のようにマットレスの下に置いて利用するタイプのセンサーを用いるのがベストな方法だとKDDIは説明する。そうしたセンサー類を集中管理できるau HOMEのメリットが生かせる取り組みと捉えているようだ。

 この他にもKDDIは、スマートロックを実現する「スマートロック 01」や火災報知器のアラームを外出先からスマートフォンで確認できる「火災報知器アダプタ 01」など、いくつかのau HOME対応デバイスの追加を発表。引き続きスマートホームに力を入れていこうとする様子がうかがえる。

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