アマゾンジャパンは2018年6月21日、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)のスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの新製品、「Amazon Echo Spot」の日本での発売を発表した。ディスプレーが付いたことで音声以外のコンテンツやサービスを利用できるのが特徴だ。こうしたデバイスは最近「スマートディスプレー」と呼ばれるようになり、注目を浴びている。だが、そこにはスマートスピーカーとは異なるライバルがいることを忘れてはならない。

ディスプレーを搭載した「Amazon Echo Spot」

 2017年後半から日本でも投入される製品が増え、注目を集めるようになったスマートスピーカー。各社が次々と新製品を投入してしのぎを削るなか、新たな動きを見せたのが米アマゾン・ドット・コムの日本法人、アマゾンジャパンである。

 アマゾン・ドット・コムはいち早くスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズを投入し、米国を中心に高いシェアを獲得している。だが日本においては、日本語の対応に慎重な姿勢を取ったこともあってか、出遅れた印象があった。

 そこでアマゾンジャパンは出遅れを挽回するべく、2018年6月20日に新製品「Amazon Echo Spot」の投入を発表した。Amazon Echo Spotの大きな特徴は、円形のディスプレーを搭載していること。ディスプレーに様々な情報を表示できるようになり、音声によるやり取りだけでなく、視覚的に情報を確認しやすくなったほか、スマートフォンのようにタッチによる操作も可能になった。

アマゾンジャパンが6月20日に発表した「Amazon Echo Spot」。円形のディスプレイを搭載したことで、音声だけでなく視覚的に情報を得ることが可能になった。写真はプレスリリースより
(出所:アマゾンジャパン)
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 Amazon Echo Spotのディスプレー表示に対応した音声アシスタント「Alexa」のスキルもいくつか用意されるようだ。リクルートのスキル「ホットペッパーグルメ」を使うと、お店の写真を見ながらレストランを検索し、予約ができる。また東京メトロポリタンテレビジョンのスキル「エムキャス」を使えば、「TOKYO MX」などのテレビ番組を視聴できるという。

 しかもAmazon Echo Spotにはカメラが搭載されているため、今後Amazon Echoを使ったビデオ通話などが利用できるようになるとのこと。LINE社の「Clova Friends」のように、音声によるコミュニケーションに対応したスマートスピーカーは既に存在するものの、ディスプレーが搭載されたことでよりリッチなコミュニケーションが可能になると見られる。