Q.IT企業でプロジェクトマネジャーを務めています。うちの会社は結婚すると休暇と祝い金をもらえます。にもかかわらず、再婚したので支給申請すると却下されました。理由は2回目の支給だからとのこと。初婚と再婚を差別してよいのでしょうか。とても納得できません。

 まずは就業規則を確認してください。「結婚休暇や祝い金を支給する」とだけ書かれていれば、2回目でも3回目でも支給されます。もし「1回限りの支給」と明記されていれば、残念ながら支給されません。就業規則を確認のうえ、1回限りと明記されていなければ支給するよう求めましょう。

 個人的には祝い事なので何回目でも支給してほしいと思っています。筆者の顧客でも相談がありますが、結果的に何度でも支給しています。そう何度も多数発生することではないので、支給する方向で考えてほしいものです。

支給ルールを決めたら守る

 結婚休暇や祝い金を支給している会社は多いでしょう。これは恩恵的な手当として、会社が任意で支給しているものです。支給する義務はありませんので、結婚休暇や祝い金の制度が無い会社もあります。いわば会社が決めたルールです。会社は支給するルールを規定したら、義務として守らなければなりません。

 恩恵的な手当については、任意で支給条件を付けることができます。例えば「結婚祝い金は在職中1回に限り支給する」という条件です。こうした条件を付けた場合、再婚の都度に支給する必要はありません。

 ただし再婚者が出たので後付けかつ一方的に、社員が不利益を被るように支給条件を変えることはできません。会社は社員側ときちんと話し合う必要があります。

 最近は離婚や再婚も多くなりました。質問のようなトラブルを回避するには会社が支給条件を明確にしておくべきでしょう。条件が明確でない場合は「なぜ自分は駄目なのか」と社員が不満に思うのが当然です。根拠ある説明を会社ができなければ支給すべきです。

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