Q.今年の4月に入社したSEです。10月に初めて有給休暇が付与されます。ところがこの9月に入社したばかりの別のSEも、同じく10月に有給休暇が付与されるとのこと。私はこの半年間、1日も休まず頑張ってきました。こうした不公平は許されるのでしょうか。

 これは年に1回、特定月に有給休暇を一斉付与している会社でよくある話です。法令違反ではありません。会社が不公平をなくそうとするなら、有給休暇の一斉付与月を増やせばよいのです。一斉付与月は1年に1回ではなく、上期と下期、あるいは四半期ごと、さらには毎月というように回数を増やすほど不公平感はなくなります。

 現在、有給休暇の一斉付与が年1回という会社が多いようです。誰でも有給休暇を使って会社を休んだことがあるでしょう。会社を休んでも有給なので、減額されることなく給与が支払われます。一方で有給休暇の一斉付与に関する事務処理が面倒だという会社もあります。年に1回しか付与していない会社が多いのはそのためです。

法令上は問題ない

 法令上は入社後の初回有給休暇の付与について、6カ月後に10日としています。その後は勤務年数に応じて1年ごとに増えて付与されます。上限は20日です。

 もちろん法令を上回る運用も可能です。例えば入社と同時に付与してもよいわけです。ただ、短期間で退職する社員も存在することから、入社時の付与は大企業を除いて多くないでしょう。

 質問者の会社は10月が一斉付与月なのでしょう。4月に入社すると6カ月後の10月が付与月となります。ちょうど法令上の6カ月後の付与と合致します。

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