Q,人手不足で業務多忙、毎日22時すぎまで残業しています。働き方改革など掛け声だけで、上層部は全く人を増やしてくれません。さすがに肉体的・精神的に限界で、今の会社に見切りを付けて退職を決意しました。これは明らかに会社の問題だと思いますが、会社都合の退職にはならないのでしょうか。

 自らの意思で退職するのであれば、会社都合退職にはなりません。ただし残業が多ければ、失業手当をもらうときに会社都合退職と同様に扱ってくれる可能性があります。

 残業時間の目安については後述しますが、長時間残業だった証明(タイムカードのコピーや給与明細書など)を残しておくとよいでしょう。

失業保険の受給に有利な会社都合退職

 よく知られるように、失業手当の受給においては自己都合退職よりも会社都合退職のほうが有利です。会社都合退職は待機期間がほぼ無いため、退職後すぐに失業手当が支給されます。また、受給期間も長くなります。

 一方で、あまり知られていませんが、自己都合退職でも残業が多くて退職した場合は、会社都合退職と同様に扱ってくれる制度があります。つまり、約3カ月間の待機期間が無くなり、受給期間も長く支給されるのです。

どのくらいの残業時間が条件?

 では、どのくらいの残業時間が条件になるのでしょうか。月々の残業時間が退職前の6カ月間において、以下のいずれかの時間であることが条件です。

  • 3カ月連続で月45時間を超えて残業していた
  • 連続する2カ月の平均残業時間が80時間を超えていた
  • 100時間を超える残業があった

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