Q.小規模なソフト会社で週3日、パート社員として働いています。業務内容は経理や給与計算事務の補助などです。勤めて2年になりますが、私には年次有給休暇(以下、有給休暇)がありません。会社に言ってもらちがあきません。激おこぷんぷん丸です。

 結論から言うと、パート社員への有給休暇が無いのは違法です。コンプライアンス(法令順守)を重視する企業に勤めている人なら「えっ!?」と思うでしょう。同僚のパート社員には有給休暇があるはずです。

 しかし、小規模の会社の中には法令を知らずに有給休暇を付与していない場合があります。わざとそうしているならブラックです。いずれにせよ、「有給休暇の比例付与」と言って正社員よりも少なくなりますが、会社側はパート社員に対して有給休暇を付与する必要があります。

 質問者も、上記のことを会社に伝えてみるのがよいでしょう。明らかに法律違反なので、労働基準監督署に駆け込むという手段もあります。ただ、会社側に悪意が無ければ、質問者がきちんと伝えることで改善してくれると思います。

有給休暇の比例付与とは

 それでは、どれくらいの有給休暇をもらえるのでしょうか。次に、有給休暇の比例付与について説明します。

 正社員の場合は、週に5日間(週休2日)働くケースが多いでしょう。この場合、入社して6カ月後に10日の有給休暇が付与されます。大企業では入社時に付与している場合が多いようですが、法令上での付与義務が発生するのは6カ月後です。

 正社員に比べて勤務日数が少ないパート社員でも、同様に有給休暇が付与されます。質問者は週に3日勤務しています。この場合、入社して6カ月後に付与される日数は5日です。週4日なら7日、週2日なら3日、週1日なら1日となります。

 有給休暇の日数は、勤務年数に応じて増加していきます。例えば正社員の場合は、最大付与日数が20日です。パート社員の場合は、週の勤務日数によって最大付与日数が変わります。週3日勤務の場合は最大11日となりますが、質問者は勤続2年なので6日の有給休暇が付与されます。

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