Q.先日インフルエンザに感染し、月曜から木曜まで会社を休みました。しかし、木曜に熱が下がったので「金曜から出勤する」と伝えると「もう1日休め」という上司の指示。仕事もたまり、有給休暇も使い切ってありません。結局、金曜は欠勤扱いになったのですが、これは明らかに会社都合の出勤停止命令だと思います。こうした場合、公休扱いにはならないのでしょうか。

 法的な話は後述しますが、上司は質問者の体調を考えて指示したのだと思います。インフルエンザは感染する病気なので、職場の同僚も同じように思うでしょう。熱が下がったばかりの状態なら、仕事や有給休暇残数を気にせず、ゆっくりと休むのが賢明だと思います。

 では、公休扱いになるのでしょうか。結論から言うと、難しいでしょう。そもそもインフルエンザのような病気は「私傷病」と呼び、原則有給休暇を取得して休むことになります。有給休暇がない場合は、病気欠勤で休まなければなりません。こうした運用は多くの会社が取り入れており、「おかしい」と思う社員はいないのではないでしょうか。

インフル感染は会社の責任ではない

 社員が季節性のインフルエンザに感染して会社を休んでも、それは会社の責任ではありません。法的に就業が制限される鳥インフルエンザや新型ウイルスなども同様です。こうした感染症は、社員が出社することも、会社が出社させることもできないので、当然会社には責任がありません。

 ややこしいのは、社員が就業できない理由が会社の責任であるケースです。自然災害は対象外ですが、例えば受注量が減って工場の稼働を数日間ストップする場合などがこれに当たります。この場合は、公休扱いとなるほか、後述する休業手当の対象となります。

 今回のケースはどうでしょうか。質問者自身は熱が下がったと判断し、出社を希望しています。ところが上司からは、継続して休むよう指示されました。ここで上司が無理に命令して休ませると、公休的な扱いになる場合があります。

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