NTTデータは2018年に、東京・六本木にデザインスタジオを開設した。デジタルビジネスをデザインするのが目的で、提携企業の専門家も一緒に働いている。入居した顧客企業に、実証実験やユーザー分析をシームレスに実施できる環境を提供する。

 NTTデータは、東京・六本木「泉ガーデンタワー」36階に、デジタルビジネスのデザインスタジオ「Fluid Experience Design Studio “AQUAIR”(アクエア)」を、2018年6月11日に開設した。構想に丸1年かけた。「AQUAIR」とは、「AQUA」と「AIR」を掛け合わせた造語である。

AQUAIRの受付を外から眺めたところ。
(写真撮影:北山 宏一、以下同じ)
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 「AQUAIR」では、Googleのクラウドサービスによる最先端の技術を活用。博報堂と乃村工藝社のマーケティングや空間デザイン領域の専門家も交え、デジタルビジネスの企画から実証実験・マーケティングまでシームレスに行う。また、ミラノやロンドンなど海外にあるNTTデータグループのデザインスタジオ10拠点とも連携し、グローバルの事例やノウハウも取り入れる計画だ。

 「AQUAIR」には20~30人が常駐している。広さは約680平方メートルで、「受付/カフェ」「多目的ルーム」「執務スペース」「プロジェクトルーム」「Consumer GYM」「応接室」「プロトスペース」の7つのスペースに分かれる。

「応接室」は意思決定層の顧客来訪時に使用。テレビ会議設備もある。
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 「今やテクノロジーだけではいいサービスは生まれない。デザインスタジオという場をフックにして、マーケティングや空間デザイン領域など複合的に考え、顧客の新しいビジネスを実現していきたい。実証実験やユーザー分析をシームレスに、細かく行えるのは当社の強み」と、技術開発本部企画部FXD推進室の渡辺健彦部長は言う。

 「AQUAIR」の内装コンセプトは、ホテルのようにくつろげる空間。実際リラクゼーションミュージックがBGMで流れるなど、ホテルのラウンジのような雰囲気。アイデアは緊張した空間からは生まれない、という考えからだという。

受付のスペースは、さんさんと光が降り注ぎ、ホテルのようにくつろげる空間になっている。
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 「受付/カフェ」は、ゆったりとくつろげるラウンジ。冷蔵庫や冷凍庫、パン焼き機2台、コーヒーメーカー2台が設置されている。隣接する「多目的ルーム」は、セミナーやワークショップのためのスペース。パーティションで3部屋に分けられる。「執務スペース」にはテーブルが30席、1人掛けが4席の計34席ある。

受付後方にある黒基調のカフェ。右手にはパン焼き機が2台並んで見える。
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