「デザインのテーマは、みんなが来てくれるオフィス。『会社が働きやすいから、出先からでも帰ってきたい』、そう思ってもらえるように社員からの声を拾い上げた」と、同社の金澤千亜紀管理部部長は説明する。

 執務エリアには、ラウンジテーブルやオープンなミーティングルーム、フリースペース、カフェスペースなどを設けている。1人で集中して仕事ができる「Concentration Booth」、立って仕事ができるハイチェア・ハイデスク、社員に人気がありほぼ常時埋まっているファミレス席のような「Diner Booth」など、多様な環境を実現している。

打ち合わせに利用するクッションが置かれている階段状のスペース。
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透明なパーティションで囲まれていない、オープンな打ち合わせスペースも設置している。
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 執務エリア入口の「Café Pantry」と呼ばれるスペースでは、自販機を設置しており休憩できる。社員同士のコミュニケーションを促進する仕組みを導入していて、モニターで最近入社した社員を紹介したりしている。また、交通費を精算できる自社製品「Concur Expense」を設置。営業担当など出先から帰ってきた社員が、交通系ICカードをカードリーダーにかざすと、移動にかかった経費のデータをクラウド上に読み込んでくれる。その他、名刺用のスキャンシステムも用意している。

休憩スペース「Work Café」の大テーブルには溝があり、iPadやiPhoneが立てられるようになっている。
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 同社は在宅勤務や育児時短時間勤務などを実施し、社員のワークライフバランスにも重点を置いている。また、AIやチャットボットを用いた社内外業務の効率化にも積極的。その努力が実を結び、働きがいのある会社研究所の「Great Place To Work Institute Japan」で、2018年版「働きがいのある会社」ランキング従業員100~999人部門で1位を獲得。4年連続でベストカンパニーを受賞している。

出典:IT業界徹底研究 就職ガイド、2020年版 pp.42-43「『みんなが来てくれるオフィス』実現」を改題
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。