直井:メールでくだける度合いに悩む人は多いです。会ったこともある、電話でもよく話す、今日もメールを送った、そんな相手からの返信で「○○株式会社 営業部 課長 山田太郎様」と毎回、宛名に全ての情報が書いてある、「お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご返信いただけると幸いです」と書いてあると「かたいな」って印象を与えることがあります。

平野:でも、相手との距離感がわからない人って多いんだよね。無難なところで、最も丁寧にかたく書いているという人もいるだろう。丁寧でないよりは、丁寧なほうがいいという考えで。

直井:それもわかりますが、杓子定規に扱われて、距離があるように感じるんですよね。一方で、会ったばかりの人や、年下の新入社員から「お疲れ様です!」「今日中に返信をお願いします!」と書いてあると「友達じゃないんだから」「距離が近いな」と思われることがあります。

平野:バランスの問題だね。

直井:う~ん、バランスって難しいです。

平野:くだけるって上級テクニックだ。以前、部下から温厚な上司宛てのメールに「提出が遅れちゃってすみませんm(_ _)m」「急ぎます(汗)」「今日中にできると思うんで頑張ります!」などと書いてあり、問題になったことがあった。優しい上司に部下は心を許してくだけた表現を使ったのかもしれないけれど、舐めているとしか見られない。

直井:メールの与える印象も無視できませんね。

平野:そうだね。「会えばいい人、メールはコワイ!『二重人格メール女子』」「『取り急ぎ小僧』出没注意!」なども印象がテーマだった。「『ぼくらの“殿様”戦争』勃発中」も、今も変わらないテーマだ。過去のコラムも色あせず楽しめるね。

直井:所長の印象深いコラムは何ですか?