直井:このメール、有料の提案であることが分かりにくいですね。「秘書代行のサービスを開始いたしました。初回キャンペーンとして10社限定で枠を設けており、現在数枠の空きがございますので、特別にご提案させていただいております。ご興味ありましたら、来週あたりでご説明させていただきたいと考えております」とあります。

平野:紛らわしい書き方をしているね。興味があれば「詳細を教えてください」「○月○日はいかがでしょう」と返事をするかもしれない。でも、興味がなければ返事をしないだろう。無料であれば検討の余地があるときは、無料か有料かをあえて確認して、有料であれば断るというように段階を追ってもいいだろう。

直井:今回の場合、「せっかくのご提案ですが、現在、有料サービスは検討しておりません。ご理解いただけると幸いです」と返事をすることもできますが、有料であると決めつけているようにも読めます。もしかしたら、10社限定の無料お試しの提案かもしれません。ここは「こちらは有料サービスのご提案でしょうか」と聞いてもいいかもしれません。

平野:そうだね。「こちらは有料サービスのご提案でしょうか。お手数ですが、概要を確認させてください」と返事をして、有料であることが分かったら、次のメールで「せっかくのご提案ですが、現在、有料サービスは検討しておりません。ご理解いただけると幸いです」と戻してもいい。

 あるいは「こちらは有料サービスのご提案でしょうか。現在、有料サービスは検討しておりません。お手数ですが、概要を確認させてください」と、有料であれば検討の余地はないことを先に伝えることもできる。やり取りの回数を減らしたければ後者だろうね。

直井:では、今回は後者でいきます。「こちらは有料サービスのご提案でしょうか。現在、有料サービスは検討しておりません。お手数ですが、概要を確認させてください」と書いて……送信。

平野:うちは、ビジネス研究所ではなく、ビジネスメール研究所です!って書いた?

直井:書いていません。さすがに気付きますよね。