特定のサイトへのアクセスを遮断する、いわゆるブロッキング。手法は様々ですが、URLとIPアドレスに変換するDNSを使うDNSブロッキングであれば、DNSサーバーを切り替えることで回避できます。その手段の1つが、1000円台から買えるPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」で構築したDNSサーバーです。

 DNSで広く使われているのが「BIND」です。標準でキャッシュDNSサーバー(フルリゾルバー)として動作し、ブロッキングの有無を自身でコントロール可能です。

BINDが起動した状態のラズパイ
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OSとしてRaspbianをインストール

 BINDの動作環境として、公式OSの「Raspbian(ラズビアン)」を用意します。ここではGUIを省いた軽量版の「Raspbian Lite」を利用しますが、GUI付きのRaspbianでも構いません。

 Raspbian Liteをインストールするには、公式インストーラーの「NOOBS」でネットワークインストールするか、Raspbian LiteのOSイメージファイルをダウンロードしてmicroSDに書き込みます。ここではRaspbianの配布ページからイメージファイルを入手します。2018年5月17日時点の最新版は「2018-04-18-raspbian-stretch-lite.zip」です。

ラズパイの公式OS「Raspbian」の軽量版である「Raspbian Lite」をダウンロード
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 イメージファイルはZIP形式の圧縮ファイルです。ダブルクリックで展開すると「2018-04-18-raspbian-stretch-lite.img」というイメージファイルが取り出せます。このファイルを「Win32 Disk Imager」などのフリーソフトを使ってmicroSDカードに書き込みます。

Raspbian LiteのイメージファイルをmicroSDに書き込み
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