毎年、100人規模の新卒社員の育成を担う早川氏。育成のコツは「我慢すること」と話す。自分自身が常に新しいことにチャレンジし続けることも、若手の可能性を引き出すために重要という。

(聞き手は八木 玲子=日経 xTECH)

若手を育成するために、どんなことを大切にしていますか。

 若手は、早く正解を求めに来る傾向があります。何か分からないことがあったときに、「分かりません、どうしたらよいですか」と聞きに来るのですが、そういうときはいつも「あなたはどう考える?」と問いかけるようにしています。

 彼ら彼女らが考える解が正しいかどうかは分からない。重要なのは正しさではなくて、「その人自身が考える」ことです。自分で考えて試行錯誤することでいろんな事を学び、成長するのです。ですから、あえて自分で考えさせるようにしています。

 じれったい思いはありますし、「自分がやってしまった方が早い」というのも事実なのですが、そこは待たなきゃいけない。はっきり言って、我慢くらべです(笑)。でもそこで待てると、強力な戦力に育ってくれます。

メンバーズ リソースディベロップメント室 早川 智子室長
(撮影:菊池 くらげ)
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社内の女性活躍推進プロジェクトの、代表を務められているそうです。

 はい。当社は、女性の活躍が進んでいる会社です。政府が「2020年までに女性管理職比率を30%にする」という目標を掲げていますが、当社は既に達成しています。

 今はどこの企業も女性活躍に取り組んでいて、女性管理職比率の向上を目指しています。もちろん、それ自体は良いことだと思いますが、ただ数字を高めることだけが女性活躍ではないと私は思っています。