Webサイト構築をはじめ、企業のデジタルマーケティングを支援するメンバーズ。5年間で従業員数が3.6倍に増えるなど、急成長を遂げている。新加入するメンバーの人材育成を統括するのが、リソースディベロップメント室の早川智子室長。仙台で経験した東日本大震災が、今の職に就く大きなきっかけになった。

(聞き手は八木 玲子=日経 xTECH)

今のお仕事を教えてください。

 リソースディベロップメント室で、全社の人材育成に携わっています。教育の実施や教育コンテンツの開発などを手掛けています。社員のローテーションなどを通じた全社の人材リソースの最適化も担当しています。

 当社はここ数年、かなり大規模に新卒採用をしています。2018年度も、144人の新人を迎えます。人材確保のために戦略的に採用を進めているのですが、新卒なので、一人前に仕事ができるように育成する必要があります。できるだけ早く成長してもらうために、独自の教材を開発して研修を実施しています。Webデザインのスキルだけでなく、マーケティングを含むWebディレクションのスキルも育成します。

 メインは東京本社で働いていますが、仙台と北九州の地方拠点のマネジメントもしています。

メンバーズ リソースディベロップメント室 早川 智子室長
(撮影:菊池 くらげ、以下同じ)
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元々、人材育成が専門だったのですか。

 いえ、違います。元々は、Webシステムの開発や制作をしていました。2012年7月にメンバーズの仙台オフィスに入社したのですが、その前からWeb業界で働いていたのです。

 私は宮城の出身で、大学卒業後、仙台で仲間とWebシステム系の会社を経営していました。大学時代は東京で過ごしたのですが、地元に戻ったのです。私は東京の朝の満員電車なんかがすごくストレスで、地方で生活と仕事のバランスを追求した上で面白いことができないか、と考えていました。インターネットは世界中に広がっていて、これを使えばどこでも仕事ができる。仙台でも、首都圏に負けないような事業を展開できるはずだ、という思いがありました。

 経営していたのは小さな会社で、徹夜したり会社に泊まったりするのも当たり前、という生活。今思えばハードでしたが、会社の規模が小さいからこそ自分の好きなように動ける楽しさがあって、仕事に打ち込んでいました。