ドイツのニュルンベルクで2018年3月21日~24日、ファブリケーターや建築設計者を対象とする、世界最大規模の窓関連の展示会「Fensterbau Frontale」が開催された。42カ国から約1300社が参加し、123カ国から11万人が訪問した。この展示会は大きく分けて、窓に直接関連するエリアと、木材加工に関するエリアの2つに分かれている。これはドイツ窓業界の構造を反映したものだ。

ドイツのニュルンベルクで開催されたFensterbau Frontaleには、寒波の中11万人以上が来場した(写真:NürnbergMesse)
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 ドイツの窓市場は樹脂窓が6割を占める。木窓は、純粋なものとアルミで覆われたアルミクラッドを合わせて2割以上のシェアを持つ。木窓を製造する会社は、専業、あるいは家具なども手がける兼業の両者で4000社ほどあり、「ファブリケーター」と呼ばれている。

 展示会には、ファブリケーターを顧客とする木材加工設備メーカなども参加する。木系ファブリケーターの数は集約化が進むことで縮小すると言われており、各社が差別化につながる商品を提供しようと生き残りを探っている。展示会はそのアイデアを見つける格好の場となるため、木材加工のエリアを併設しているわけだ。

木材加工設備の展示スペースは工場さながら(写真:永井宏治)
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 差別化が必要なのは樹脂窓のファブリケーターも同様だ。樹脂窓市場ではフレーム自体を製造する「プロファイラー」が欧州全土で主に10社ほどある。ドイツだけでも2000社ほどあるファブリケーターが、フレーム、金具やハンドルなどを自社の理想とする商品になるように組み合わせ、窓として製造している。

 ドイツでは、樹脂窓、木窓ともに、大手数社の寡占ではなく、従業員数十人の小規模なファブリケーターが生存競争を繰り広げている。

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