ルネサスエレクトロニクス(以下、ルネサス)が、国内外13工場で生産停止に踏み切ると2019年3月6日に報道された。車載向け半導体など国内主要6工場は、最大2カ月の長期にわたる停止になるという。報道を受けてルネサスは、2019年3月7日に「今後の需要に応じて当社工場の一時生産停止の実施を検討しており、前工程は最大2カ月、後工程は週単位で複数回一時生産停止することについても選択肢としております」と発表した。

 実は取引先向けには、代表取締役社長兼CEOの呉文精氏の名前で「一時帰休の実施に関するお知らせ」という通達が、2019年2月末日付で出されている。自動車および産業機器における半導体需要の減少が大きく、2019年4~9月までの間、同年5月および8月の大型連休に合わせて、それぞれ1カ月程度の生産停止を実施するとしている。

 ニュースが流れてルネサスの株価はストップ安を記録した。従来、夏休み期間などに1週間ほど休業することはあっても、1カ月以上に及ぶ生産停止は同業他社を含めて異例の措置であり、株式市場が極めてシビアに受け止めた結果と言える。今回はルネサスの現状を分析しながら、今後の見通しなどについて考えてみたい。

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