米国の巨大IT企業群「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)」が、世界中のあらゆる産業に大きな影響力を及ぼしている。一方、それらと並ぶ存在として、中国のIT企業群「BATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)」がある。GAFAとBATHは、ネットを通じて収集したデータから価値を生み出すビジネスの手法は同じ。しかし、それぞれの陣営がビジネスを営む中核市場、米国と中国の政治的・社会的な違いから、ビジネスの環境と方向性には大きな違いがある。

 BATHは、米中貿易戦争での米国側の標的となり、ビジネスができる市場が徐々に限定されるようになった。ただし、中国市場では、中国政府の意向に沿ってさえいれば、データ活用の自由や規制緩和などのメリットを享受できる。これは、データを利活用する企業にとっては、願ってもない好環境だ。

 日本では、GAFAが世界の電子産業に及ぼす影響については詳しく論じられているが、似て非なる存在であるBATHについては、その先行きを正確に認知している人は少ない。今回のテクノ大喜利は、近未来のBATHの行方と世界の電子産業に及ぼす影響について議論した。

【質問1】ビジネス環境からBATHとGAFAを比較した場合、BATHの成長にとって特に有利な要因は何だと思われますか?
【質問2】 BATHの成長にとって特に不利な要因は何だと思われますか?
【質問3】 20年後、BATHとGAFAの力関係、世界の中でのBATHの役割は、現在とどのように変わっていると思われますか?

 3つの質問に対するそれぞれの識者による回答要旨は、以下の表の通りだ。

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表1 テクノ大喜利「中国のIT巨人たち、BATHの近未来」まとめ

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