現在、世界の株式時価総額10傑の中でのGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)とBATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)の存在感は極めて大きい。1位の米アップル(Apple)、3位の米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、4位の米グーグルの親会社アルファベット(Alphabet)、5位の米フェイスブック(Facebook)、7位の中国アリババ(Alibaba)、9位の中国テンセント(Tencent)と6社が入っている。資金力のあるこれら企業による莫大な額の設備投資は、半導体産業や電子産業の成長に大きな影響を及ぼす。アリババは、2019年11月26日に香港証券取引所へ上場し、さらなる価値向上に向けた資金を調達した。果たして、その使い先は。

 近未来のBATHの行方と世界の電子産業に及ぼす影響について議論している今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は、東海東京調査センターの石野雅彦氏である。同氏は、BATHの成長余力は十分あり、今後の成長の鍵はビッグデータ処理に欠かせない半導体の自給率の向上にあると見ている。

(記事構成は、伊藤 元昭=エンライト
石野 雅彦(いしの まさひこ)
東海東京調査センター シニアアナリスト
石野 雅彦(いしの まさひこ) 山一証券経済研究所、日本興業銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、東海東京調査センターのシニアアナリストとして半導体、ディスプレー、通信などテクノロジー企業および産業を対象にした調査・分析に従事している。
【質問1】ビジネス環境からBATHとGAFAを比較した場合、BATHの成長にとって特に有利な要因は何だと思われますか?
【回答】一帯一路の経済圏構想と中国の高い潜在的経済成長力
【質問2】BATHの成長にとって特に不利な要因は何だと思われますか?
【回答】金融市場の裏付けと情報投資を支える半導体産業基盤
【質問3】20年後、BATHとGAFAの力関係、世界の中でのBATHの役割は、現在とどのように変わっていると思われますか?
【回答】20年後の議論は不毛、BATHとGAFAの成長率を比較すると業績及び投資の規模格差は縮小する

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