2018年は、電子業界やIT業界のトレンドの潮目となる出来事がたくさん起きた。

 この世の春を謳歌してきたGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)流ビジネスを、抑えに掛かる動きが出てきた。自動車業界では、トヨタ自動車がサービス業宣言をしてソフトバンクとの提携に走るなど、新たな動きもあった。さらに、近年歴史的成長を続けていた半導体業界で、ついに設備投資を抑える動きが顕在化。その一方で、従来ソフトウエア中心の技術革新で成長してきたIT企業では、独自チップ開発の加速という新しい潮流も出てきた。そして何より、米中貿易摩擦が激化の一途をたどり、その行方は今後の業界の浮沈に大きな影響を及ぼしそうだ。

 全体の流れを俯瞰(ふかん)すると、2019年は決して楽観できる年ではないように思える。ただし、こうした潮目が変わる時期には、次世代の主役を張る可能性を秘めた新勢力の台頭もあることだろう。そこで今回のテクノ大喜利では、回答者それぞれの視座から見た、2019年注目の動きを挙げていただいた。最初の回答者は、半導体製造装置などを中心とした半導体業界全体の動きに目配りしている野村證券の和田木哲哉氏である。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
和田木 哲哉(わだき てつや)
野村證券 グローバル・リサーチ本部 エクイティ・リサーチ部 エレクトロニクス・チーム マネージング・ディレクター
和田木 哲哉(わだき てつや)  1991年、早稲田大学 教育学部卒。東京エレクトロンを経て、2000年に野村證券入社。アナリストとして精密機械・半導体製造装置セクター担当。2017年、Institutional Investor誌 アナリストランキング1位、日経ヴェリタス人気アナリストランキング 精密半導体製造装置セクター 1位。著書に「爆発する太陽電池産業」(東洋経済)、「徹底解析半導体製造装置産業」(工業調査会)など。
【質問1】2019年に注目するトピックスのキーワードを1つお聞かせください。
【回答】スーパーサイクルの底打ち
【質問2】2019年の動向に注目している企業を1社挙げてください。
【回答】天下をとれる唯一の企業、SK Hynix
【質問3】2019年の動向に注目している技術もしくは製品・サービスを1つ挙げてください。
【回答】宇宙世紀の幕開け

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