人々をつなぐうえで、仕事や生活を円滑に進めるうえでスマートフォンは欠かせない存在だ。ただし、スマートフォンが登場する以前には、パソコンが同様の役割を担っていた。パソコンからスマートフォンへと主役が変わったことで、利用者の幅は広がり、利用シーンも多様化した。

 CDというモノで販売していた音楽コンテンツは、ネットを介した電子データのかたちで販売され、今では音楽配信サービスで届けられるようになった。これによって、音楽の入手はずっと気軽になり、新しい音楽との出会いの機会も増えた。

 米アップル(Apple)は、こうした人々の生活や社会活動の変革を先導してきた企業である。今、1つの到達点に達しつつあると思われるスマートフォン「iPhone」を、これまでの同社の変革の軌跡の中にプロットすると、外挿線上にあるものは何なのだろうか。それを見せて欲しい。これこそが、時価総額世界一の企業である同社に掛けられている期待である。

 iPhoneという圧倒的プロダクトの今後と、近い将来のAppleによる破壊的創造の是非について議論している今回のテクノ大喜利。5番目の回答者は、東海東京調査センターの石野雅彦氏である。同氏は、iPhoneをこれまでのAppleの変革の軌跡の中に俯瞰(ふかん)して位置付け、スマートフォンの進化にとどまらない同社の今後を考察している。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
石野 雅彦(いしの まさひこ)
東海東京調査センター シニアアナリスト
石野 雅彦(いしの まさひこ)  山一証券経済研究所、日本興業銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、東海東京調査センターのシニアアナリストとして半導体、ディスプレイ、通信などテクノロジー企業および産業を対象にした調査・分析に従事している。
【質問1】現在のような順当なハードウエアの進化を繰り返すことで、スマートフォンでのiPhoneの強いポジションを今後も維持できると思いますか?
【回答】モビリティーのハードの進化は続く。iPhoneの名前は変更されても、技術革新が継続できれば、強いポジションを維持できる
【質問2】今後、Appleが新たなサービスビジネスを創出していくうえで、ハードウエアの革新的な進化は必要だと思いますか?
【回答】ハードウエアとサービスは相乗的に進化する。このため、サービスの進化に革新的なハードの進化は必要である
【質問3】Appleが今後も成長していくため、iPhoneという現状の強力なプロダクトに取って代わるような破壊的創造が必要だと思いますか?
【回答】モビリティーAIを駆使した新しいプロダクトが創造される必要がある

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