フランス・グループPSA(Groupe PSA)のDSオートモビルズ(DS Automobiles)ブランドとして、2台目のSUV(多目的スポーツ車)となるのが、「DS 3クロスバック(DS 3 Crossback)」だ。車体寸法のうち全幅が1.7mを超えるので3ナンバー車となるが、全長は4.12mしかなく、コンパクトSUVに位置付けられる。DSオートモビルズ自体がグループPSAの中ではプレミアムブランドの位置付けであるため、同社ではコンパクトラグジュアリーSUVとしている。

 車種構成は非常に簡素で、動力系統は排気量1.2Lの直列3気筒ガソリンターボエンジンと8速AT(自動変速機)の組み合わせのみである。グレードは3種類あるものの、最も廉価な「ビー・シック(Be Chic)」は受注生産なので、実質的には2車種となる。そのうち今回試乗したのは、最上級の「グラン・シック(Grand Chic)」であった。

 DS 3クロスバックは、米テスラ(Tesla)の「モデルS(Model S)」などで用いられているポップアップ式のドアハンドルを採用しており、クルマの1.5m圏内へキーを持って近づくと、車体表面と一体となっていたドアハンドルが手前に出てくる。写真撮影のためクルマに駆け寄った時にも、遅れなくドアハンドルは出てきた。

 乗り込むと、「DS 7クロスバック」でも特徴的だったダイヤモンドをあしらった室内装飾が、独特の雰囲気をもたらしている。ダッシュボード中央のスイッチ類や、コンソールのパワー・ウインドー・スイッチなどに、単にスイッチとして機能するだけでない造形が施されている。

試乗車は、最上級車種のグラン・シック
(撮影:著者)
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独特の座り心地で、運転姿勢を決めるのに手間取ったが、一度定まれば座り心地も体の支えも良かった
(撮影:著者)
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後席も快適ではあるが、座面の長さがやや不足気味だ
(撮影:著者)
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