独ポルシェ(Porsche)は同社初のEV(電気自動車)「タイカン」の試験車両を、イタリアのナルド(NARDO)で耐久走行テストしたと公表した。EVとしての耐久性、信頼性確保のために注力していることをアピールした。

プラットフォーム・スケルトン
タイカンが備える800Vの高電圧システムは、走行性能の安定性や充電時間の短縮を実現したうえで、ケーブルの質量や搭載スペースの削減に寄与する(図はEVコンセプトモデルのミッションE)。
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ナルドでの連続高速走行テスト

 長時間、長距離の高速走行というEVの電動システムにとって過酷な課題について、ポルシェは、タイカン・プロトタイプをテストコースに持ち込み、連続走行による耐久テストを実施した。

カムフラージュが施された、ポルシェ初のEV「タイカン」のプロトタイプ
中国・上海にあるポルシェ・エクスペリエンス・センターのハンドリングコースを走行した。
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 イタリア・プッリャ州のナルド・テクニカルセンターは700ha以上のエリアに20以上のテストコースと付帯施設を備える。2012年以来このテスト拠点は、ポルシェAGの完全子会社であるポルシェ・エンジニアリング・グループが運営する。

 1975年に設立のナルド・テストコースは、開発テストを幅広く実施可能な施設を備え、走行距離が12.6kmにおよぶ高速周回路は、これまで独フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)傘下のブガッティ(Bugatti)などのスーパースポーツの最高速テストを実施したことでも知られる。

ポルシェは来る9月4日のタイカンのワールドプレミアを目前に控え、イタリア・ナルド・テストコースの高速走行専用コースでプロトタイプの連続走行による耐久テストを実施した。
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 テスト当日の最高気温は42度、路面温度が54度に達するという条件の中、タイカン・プロトタイプは、195~215km/hの平均速度を保ちつつ、急速充電と運転者の交代によるピットストップを除いて走行を続け、最終的に24時間で3425kmを走破。EVとしての高い走行性能と耐久性を確認した。

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