クルマ開発の裏方を支えるエンジニアリング会社であるベルギーAVL。同社の日本法人であるエイヴィエルジャパンがこのほど、実走行環境を想定する最新のパワートレーン開発環境を公開した。

 同社はパワートレーンの開発について、充実した設備を誇ることだけでなく、その技術力と豊富なノウハウをもつことにより、欧州の自動車業界に大きな影響力をもっている。今後導入される新しい排ガス規制の測定方法であるRDE(リアル・ドライビング・エミッション)についても、その関わりは深い。RDEの検査機器を開発しており、実際のテストモードの基準作りにも携わる。

RDE試験で用いる測定機器M.O.V.E.。荷室にオーバーハングさせる形で装着し、走行中の排ガス成分を測定する。国内でのテストモードはどのようにするか、現在検討が進められている。(撮影:筆者)
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 RDEは、その名の通り実際に路上を走行して、排気ガスの成分を計測するものだが、実際には天候などの気象条件や交通量などは同一にすることが困難で、試験の再現性が難しい。加えてエンジンの温度なども問題となるため、1日に試験走行できる回数が限られるといった問題がある。

 こうした問題はバーチャルな世界で開発を行なうことにより、ほぼ解消できるため開発の効率化が図れると言う。

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