2018年11月号の日経ものづくり(目次はこちら)特集1は「解剖 ダイキン新工場」です。

 家庭用、業務用のエアコンで知られるダイキン工業は驚異の高成長企業でもあります。過去17年で売上高を4倍以上に伸ばし、リーマン・ショック後の2010年度から8期連続の増収増益を続けています。90年を超える歴史を持ち、2017年度に売上高2兆2906億円達成した老舗の大企業でここまでの成長力を見せるのは驚異的といえます。

 そのダイキン工業が国内で25年ぶりに業務用エアコンの新工場を建設。2018年6月に操業を開始しました。市場規模は大きいものの、今後高い成長が見込めるとは思えない日本にわざわざ最新工場を建設した理由は、最先端技術を生み出し、最新の生産技術とIoTの開発や使いこなしを通じて、人づくりを行うためです。ダイキンの最先端工場の全貌を、生産技術とIoT、モジュールラインの3つの切り口で解き明かしました。

 巻頭のインタビュー『挑戦者』は特集1と連動し、ダイキン工業 代表取締役社長 兼 CEOの十河政則氏にお話を聞きました。国内に25年ぶりの新工場建設を決断した理由や最先端工場に込められた新しいものづくりのコンセプト。新工場の課題から同社が世界で勝つための設計・製造拠点配置の戦略まで、余すところなくたっぷり語っていただきました。

 特集2「IMTS2018報告 金属AM、量産狙い新提案」は9月末に米国で開催された全米最大の工作機械の展示会「シカゴ国際工作機械見本市(IMTF 2018)」をリポートしました。一般には「金属3Dプリンター」として知られる金属AM(アディティブ・マニュファクチャリング)技術を量産製品に適用するべく、工作機械各社の取り組みが本格化しています。現地からのリポートをお楽しみ下さい。

 好評の『ものづくりQuiz』のお題は、「あえて外れやすくしたファスナー、その理由は?」。

 YKKのファスナー「QuickFree」は今年の「第12回キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会)で全体の最優秀賞である内閣総理大臣賞に選ばれた製品です。その特徴はファスナーなのに「簡単に外れる」というところ。どうしてそんな機能を組み込んだのか。ファスナーの主機能である「外れない」と相反する機能をどうやって実現したのか。写真と解説で解き明かします。

 日経ものづくりは、ものづくりの業務に役立つ様々な切り口とジャンルの情報を集めて読者にお届けする所存です。ぜひお力添え下さい。

日経ものづくり編集長 山田剛良