2018年8月号の日経ものづくり(目次はこちら)特集1は「絶好調の工作機械、生産性を究極へ」です。

 国内工作機械業界が絶好調です。2017年の国内工作機械の受注総額は過去最高の1兆6455億円(日本工作機械工業会調べ)。年初はそろそろ天井か?との見方もあったものの伸び続け、2018年も過去最高をさらに更新する見込みです。

 この好況を支える原動力は、ドイツと並んで世界トップとされる国内工作機械メーカーの技術力です。一方で、多品種少量生産の加速、製造現場の人材不足を背景に、競争軸は機械単体の性能や高信頼性だけではなくなりつつあります。好況を背景に各社が打つ次への布石は何か?取り組みを追ってみました。

 巻頭のインタビュー『挑戦者』は1919年創業の老舗タオルメーカー、藤高の藤高豊文社長にお話を聞きました。藤高が所在する愛媛県今治市は「今治タオル」の名で知られる産地で、藤高氏は工業会の理事長として、そのブランド化を推進した立役者の一人でもあります。藤高は先頃、東京・銀座にアンテナショップを開き、「藤高タオル」ブランドを強力に推進し始めました。いったいなぜ?藤高氏の戦略を聞きます。

 特集2は「今も生きる、重大事故の教訓」です。事故やトラブルが発生するたびに、その原因が徹底的に究明され、再発防止策が検討されます。にもかかわらず、同様の事故・トラブルが再発することは少なくなありません。同じ製品や同じ業界でない限り「対岸の火事」として教訓を学んでいないのでしょうか。過去に起こった重大事故・トラブルを振り返り、その経験がどのような形で再発防止策として生かされ、企業の取り組みや制度・ルールがどう変わったのか、ベテラン記者の対談をベースに振り返ります。

 好評の『ものづくりQuiz』のお題は、「カプセルトイ「だんごむし」、 丸くできるのはどっち?」。バンダイ(本社東京)が8月から発売予定のカプセルトイ「だんごむし」。ホンモノのダンゴムシさながらに、開いた歩行形状から、まん丸の防御形状に変形します。実はこの自然な変形を実現するために、実際のダンゴムシから学んだ数々の機構上の工夫が施されています。解答編で詳しく解説しています。

 日経ものづくりは、ものづくりの業務に役立つ様々な切り口とジャンルの情報を集めて読者にお届けする所存です。ぜひお力添え下さい。

日経ものづくり編集長 山田剛良