2018年8月に起きた出来事をまとめた「宇宙ビジネス通信」をお届けします。8月も、国内外のベンチャー企業による宇宙ビジネスの取り組みがたくさん報じられました。ここでは、以下の5つの出来事をピックアップしました。

【1位】Space BD、ISS「きぼう」衛星放出事業で早くも第1号案件受注

 2018年8月24日、スペースBDは、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から超小型衛星を放出する事業において、民間移転後初となる衛星放出プロジェクトをベンチャー企業ワープスペースから受注したと報じました(スペースBDのプレスリリース)。

 2018年5月の記事でも紹介しましたが、Space BDは三井物産と共に2018年5月29日に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から衛星放出サービス事業者として選定されました。そのわずか約3カ月という早いスピードで案件化に成功しています。

 Space BDは永崎将利氏が率いる宇宙商社ベンチャーです。2017年10月には1億円、2018年4月には2億円の資金調達に成功し、また米国のベンチャー企業、NanoRacksとISSの商用利用における連携の覚書(MOU)を締結しています。

 ワープスペースは筑波大学発の宇宙ベンチャー企業で、「個人でも宇宙を楽しく利用できる世界」を実現すべく、超小型人工衛星の開発・販売等の事業や宇宙記念品サービス、ゲームなどの宇宙サービス事業、宇宙教育事業などを行っています(ワープスペースのWEBサイト)。

 このニュースのポイントの一つは、旧来の宇宙産業(オールドスペース)にはあまり見られないスピード感です。意思決定力や行動力に、的確さと迅速さが見られたビジネス事例でしょう。今後もSpace BDは、続々と案件化に成功することでしょう。さらなるSpace BDの取組みに期待しています。

Space BD、ISS「きぼう」放出事業第1号案件を受注
(出所:Space BD)
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