トヨタ自動車が2018年6月に発売した新型「カローラスポーツ」

 やっと本来の「カローラ」が戻ってきた…。トヨタ自動車が2018年6月に発売した新型「カローラスポーツ」を見ての感想だ。カローラのハッチバックモデルの登場は、3代目カローラの「カローラ30」に設定された「カローラリフトバック」に遡る。

 その後、5代目では初めて5ドアモデルが設定されたが、7代目以降は国内でハッチバックモデルが設定されなくなり、9代目モデルで「カローラランクス」として復活した。ところが10代目モデルでは再びハッチバックモデルが廃止され、一方で、カローラランクスの後継モデルとして小型ハッチバックモデルの「オーリス」が発売された。そして今回、2代目オーリスの後継車種としてカローラスポーツの名称でカローラのハッチバックモデルが復活したわけだ。

かつては看板車種

 カローラといえば、かつては国内新車販売ランキングで1位の常連車種であり、文字通り国内販売の屋台骨だった。全面改良にもトヨタ自身、非常に力を入れていた印象がある。筆者にとって個人的に印象に印象に残っているカローラは3代目の「カローラ30」と、バブル景気のさなかに開発された7代目モデルである。30モデルでは、2代目よりもずっと近代化されたデザインと、豪華になった室内に驚いた記憶がある。

3代目カローラ「カローラ30」(上)と、7代目「カローラ」(下)(写真:トヨタ自動車)

 7代目モデルも、徹底的に品質向上を図り、車体の80%以上に防錆鋼板を採用したり、コネクタの端子に金メッキを施したり、あるいはインストルメントパネルも全面をソフトパッドで覆うといった、小型車クラスとは思えないような仕様・装備が特徴だった。大げさにいうと、カローラの品質・技術水準が向上することが、トヨタ車全体の底上げにつながっているような印象があった。

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