本記事は、電子情報通信学会発行の機関誌『電子情報通信学会誌』Vol.101 No.10 pp.973-976に掲載された「安全・安心な地域を支えるセンサネットワークの構築・人材育成」の抜粋です。全文を閲覧するには電子情報通信学会の会員登録が必要です。会員登録に関して詳しくはこちらから(電子情報通信学会の「入会のページ」へのリンク)。全文を閲覧するにはこちらから(電子情報通信学会のホームページ内、当該記事へのリンク)。『電子情報通信学会誌』の最新号はこちら(最新号目次へのリンク)。

1. まえがき

 筆者は、平成15年に長野県塩尻市に開設された「信州大学・塩尻市連携プロジェクト研究所」を拠点として、ICTを活用した地域創りに取り組んできた。特に、平成16年に発生した新潟県中越地震(以下中越地震)以後、ICTを活用した安全・安心な地域作りに取り組み、センサネットワーク基盤を開発した。平成19年、塩尻市は筆者らが開発した中継器約400台を用い、地域の安全・安心な生活を支えるためのセンサネットワークの中継網を構築し・運用してきた。また、中継網はその後更に600台以上の中継器により構成されるまで拡張され、塩尻市の市街地全体をカバーするセンサネットワーク中継網として、塩尻市の事業としての運用・保守がなされている。

 更に、筆者らは、この中継網を活用した様々なアプリケーションを開発し、地域見守りシステム、土砂災害情報システム、河川水位監視システム等を運用してきた。

 本稿では、これらの経緯とその成果を示すとともに、筆者らが自治体と進めている小学生からのIoT人材育成事業について述べる。

 なお、本稿は同一筆者による電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティFundamentals Review誌解説論文(1)を本特別小特集の趣旨に沿い抜粋したものである。より詳細な内容については同解説論文を参照されたい。

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