本記事は、電子情報通信学会発行の機関誌『電子情報通信学会誌』Vol.101 No.5 pp.510-515に掲載された「コラボレーションワークを活性化する空間UI 技術」の抜粋です。全文を閲覧するには電子情報通信学会の会員登録が必要です。会員登録に関して詳しくはこちらから(電子情報通信学会の「入会のページ」へのリンク)。全文を閲覧するにはこちらから(電子情報通信学会のホームページ内、当該記事へのリク)。『電子情報通信学会誌』の最新号はこちら(最新号目次へのリンク)。

1.はじめに

 近年、モバイル機器が発展を遂げ、モバイルネットワークも高速化が進んでいる。また、それに伴いクラウドサービスも普及してきている。これまでにも、モバイルの利点を生かしたサービスを容易に構築できる基盤(1)が開発されている。現状のモバイルソリューションは画面が小さい端末による個人に対するサービスであり、複数の人で情報共有するシーンでは活用が難しかった。そこで、壁やテーブルに参加者が持ち込んだモバイル端末の資料を表示して情報共有を容易にする「空間UI」を開発した(図1)。

図1 空間UI
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2. 人同士のコミュニケーションにおける課題

 ノートPC やタブレットなどのモバイル機器の発展により、会議中にパソコンでメモを取ったり、パソコン上の資料を見ながら話を聞いたりする機会が増えた。その結果、せっかく同じ場所に集まっていても、常に端末の画面を見ながら、画面越しに会話をするという状況になっていないだろうか。人同士のコミュニケーションは、話す相手の表情から理解度を読み取るなど、ノンバーバルなコミュニケーションが重要な役割を果たす。昨今のモバイル端末の発展は、従来できていたコミュニケーションを阻害している。しかし、モバイル端末を使って最新のデータを参照したり、その場で議事録を作って共有したりするなど有用な面も多い。このように、モバイル端末を有効に使いながらも、人同士のコミュニケーションを阻害しない仕組みを作ることが課題であると考えた。

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