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イントランスHRMソリューションズ 代表取締役 竹村孝宏氏

 誰もが、いつも自信を持って行動したいと思っているはずです。でも、自分と他人を比較したとき、自分の弱さや劣っている点ばかりが見えてしまい、落ち込んだことはないでしょうか。

 ある実験で、学生たちに定期試験のように試験形式で問題を解いてもらいました。Aチームには事前に「他の学生と比較して評価する」と、Bチームには「あなたの以前の成績と比較して評価する」と伝えました。その結果、Bチームは成績が大きく伸び、さらに「試験が楽しかった」という声も多く出たそうです。

 人は、他人と比較されるよりも自分の成長度合いによって評価される方が努力しやすいのです。

 「チームで良い成果を上げる」「上司から良い評価を得る」「顧客に満足してもらう」など、“人からどう見られたいか”を目標にすることも大切です。しかし、それらは、必ずしも自分でコントロールできるものではありません

 結果的に、評価を落とさないレベルで妥協して満足してしまいがちであり、長期的視点で見ると、ストレスにもなり得るのです。“自分がどうしたいか”を目標にすることで、やる気を維持し、「過去の自分」を評価の基準にすれば、自分自身の成長を実感することができます。

 自分に自信を持ちたいときや自分の成長が頭打ちだと感じたときには、他人と比べるのではなく、過去の自分と比べるという評価方法に変えてみましょう。